体重無差別で争う柔道の全日本選手権が29日に、東京・日本武道館で開催される。 28日には前日会見が東京都内であり、男子…

 体重無差別で争う柔道の全日本選手権が29日に、東京・日本武道館で開催される。

 28日には前日会見が東京都内であり、男子66キロ級で東京、パリ両五輪を連覇している阿部一二三(27)=パーク24=が、大会への思いを語った。

 ――意気込みを。

 軽量級だからこそ、会場を沸かせられる。(1990年大会で準優勝したバルセロナ五輪71キロ級金メダルの)古賀(稔彦)先生みたいな、軽量級でも重量級と戦えるんだぞ、と子どもに夢を与えられるような柔道ができるのが全日本選手権。そういうことを意識しながら頑張りたい。

 ――体重は何キロくらいですか。

 今でも72キロくらい。体を大きくして挑むと、関節可動域が狭くなってしまったりということがある。

 (4月5日の)選抜体重別選手権が終わってからも体はキープし、72、73キロくらいで安定させながら、練習を積んできた。ぼくはこの状態が一番、力を発揮できるのかな、と。

 ――今大会の経験で得たいものは。

 柔道は気持ちの勝負になってくると自分では思っている。全日本選手権に出場して自分より上の階級の人と戦った時の気持ちは、今後の自分の柔道にプラスになるのかなと思う。

 ――普段は勝つことにシビア。今大会は違いますか。

 確かにそうですね。今まで負けられない勝負が続いていた。この大会も負けるつもりはないが、いつもよりさらに大きい、豪快な柔道がしたい。重量級の選手相手にどこまで自分の技が通用するか試したい。

 ――ワクワクしていますか?

 純粋に、自分の柔道はどうなるんだろうというワクワク感はある。

 ――この試合は今後につながると思いますか。

 いつもの階級で出る大会とは別物だと思うので、終わった後に自分がどういう気持ちになるか。それが、今後にどうつながっていくか、ということになると思う。

 ――選抜体重別はひじの違和感で途中棄権しました。状態は?

 今の状態はすごくいい。体の調子もいい。ケガせずにしっかり戦い抜くことを意識して臨みたい。(塩谷耕吾)