【ブンデスリーガ】キール 4-3 ボルシアMG(日本時間4月26日/ホルシュタイン・スタディオン)【映像】スタジアム騒然の劇的AT決勝弾 文句なしでマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた日本人FWが話題だ。キールに所属する町野修斗は、15分の先制…

【ブンデスリーガ】キール 4-3 ボルシアMG(日本時間4月26日/ホルシュタイン・スタディオン)

【映像】スタジアム騒然の劇的AT決勝弾

 文句なしでマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた日本人FWが話題だ。キールに所属する町野修斗は、15分の先制点と、3-3で迎えた90+1分の決勝点で勝利の立役者に。この活躍には日本のファンのみならず、地元ドイツのファンも絶賛する声を寄せている。

 キールはブンデスリーガ第31節、ホームでボルシアMGと対戦。町野と板倉滉による日本人対決にも注目が集まる中、輝きを放ったのがドイツ挑戦1年目の25歳だ。

 町野は、15分に左CKからニアで華麗なヘッドを決めて先制点を奪取。これが今季9点目となり、ブンデス挑戦1年目の日本人選手としては、香川真司を抜く記録となった。

 しかし、試合はその後、2点を先行したホームチームが追い込まれ、60分、69分に失点して同点に。76分にMFアルミン・ギゴビッチのゴールで再び勝ち越すも、86分にボルシアMGのMFフランク・オノラに決められ、試合は三度、振り出しに戻った。

 ここで値千金のゴールを挙げたのが、再びの町野だ。90+1分、右CKの流れから、味方が蹴り込んだボールが相手に弾かれ、浮いたボールの落下点に入ったゴール右の町野がショートバウンドに合わせて左足を一閃。鋭いシュートをニアに決め切った。

 中継の実況も、スタジアムも大熱狂となったこのシーンは、試合を終えた後も現地ドイツのファンがSNSでリアクション。1試合で2得点、さらには今季、チームがリーグ戦で決めた45点のうち、10得点・3アシストで約3分の1に直接関与している町野に対して「シュートマシーンだ」「キールの選手の中で、ビッグクラブでプレーできるレベルを持っているのは彼だけだ」「マチノはサラブレットだ」「日本にはこんなにいい選手がいる」と大絶賛。

 さらに、チームが今季試合前の時点で最下位に沈んでいた中で9位・ボルシアMGを相手に貴重な勝ち点3をもたらしたことで「忍者マチノはキールの救世主だ」「町野修斗がキールの希望を繋いだ」と、残留に欠かせない存在として期待を寄せる声も見られた。

 実際に、マン・オブ・ザ・マッチに選ばれた町野は、得点シーンのみならず多くのチャンスに関わり、自らの決定機や“アシスト未遂”のシーンを演出。さらには、この試合で誰よりも速い35.82km/hのスプリントを叩き出すなど、あらゆる局面で輝きを放っていた。
(ABEMA/ブンデスリーガ)