4日に京都競馬場で行われる第171回天皇賞・春(GI、芝3200m)には、ダイヤモンドSを圧勝し長距離王の座を狙うヘデン…

4日に京都競馬場で行われる第171回天皇賞・春(GI、芝3200m)には、ダイヤモンドSを圧勝し長距離王の座を狙うヘデントール、同じ4歳馬で阪神大賞典を圧勝したサンライズアース、一昨年の本レース勝ち馬ジャスティンパレスらが出走予定。

ここでは過去10年のデータから予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。

◆【天皇賞春2025予想/血統ペース理論】「春の京都で激走期待」サンライズアースのペースに“適合性の高い”注目馬

■阪神大賞典が4勝とトップの成績

前走・阪神大賞典組は過去10年で最多となる4勝。昨年は同レース組が馬券内を独占しているように相性の良さが際立つ。サンライズアース、ブローザホーン、ショウナンラプンタら該当馬には警戒が必要だ。

・阪神大賞典【4.6.5.50】 ・日経賞【2.1.2.37】 ・大阪杯【2.1.0.5】 ・AJCC【1.0.0.2】 ・有馬記念【1.0.0.0】 ・ダイヤモンドS【0.1.1.16】 ・日経新春杯【0.1.0.0】 ・京都記念【0.0.1.4】 ・レッドシーターフH【0.0.1.0】

勝ち星でこれに続くのが2勝を挙げる前走・日経賞組だが、2021年のワールドプレミア、22年のタイトルホルダーと2頭の勝ち馬は阪神開催でのもの。京都開催に限っては過去10年で未勝利となっている。今年はマイネルエンペラー、シュヴァリエローズなどが該当馬にあたるが、京都開催ではやや割引か。

それなら馬券内率が優秀な大阪杯組に要注意。キタサンブラック、シュヴァルグランと好走はGI馬に限定されているものの、馬券内率37.5%なら及第点だ。ステイヤー適性の高い馬が叩き台として同レースを経由するケースも珍しくなく、古豪ジャスティンパレスが隔年制覇を成し遂げる可能性は頭に入れておくべきだろう。

■ヘデントールは“鬼門ローテ”該当

上位人気馬が想定されるヘデントールはダイヤモンドSからの出走になるが、過去10年でダイヤモンドS組は【0.1.1.16】と未勝利。昨年は3番人気サリエラが12着に沈んでおり、データの上で厳しい印象は否めない。東京芝3400mではリカバリーが利いたものの、もともとスタートに不安を抱える馬。インを器用に立ち回った馬が経済コースを活かして好走するパターンが多く見られることから、過信はしないほうが懸命か。

◆【天皇賞春2025予想/危険な人気馬】人気一角に血統&ローテのWパンチ “不穏4歳馬”の法則+「0.1.1.16」で妙味なし

◆【天皇賞春2025予想】データが導き出した驚愕の「勝率23.8%」 見えた、ノーザンファーム生産馬「勝ち負けの境界線」

◆【天皇賞春2025予想/血統ペース理論】「春の京都で激走期待」サンライズアースのペースに“適合性の高い”注目馬