【MLB】ドジャース 8—4 パイレーツ(4月26日・日本時間27日/ロサンゼルス)     【映像】ファンからは歓声も…佐々木がみせた“悔しそうな表情” ドジャースの佐々木朗希投手が“あと1球”の場面でマウンドを降りた。5回2/3まで投げ…

【MLB】ドジャース 8—4 パイレーツ(4月26日・日本時間27日/ロサンゼルス)     

【映像】ファンからは歓声も…佐々木がみせた“悔しそうな表情”

 ドジャースの佐々木朗希投手が“あと1球”の場面でマウンドを降りた。5回2/3まで投げ、今季最多の投球数を数えていたが、イニングを投げ切ることは叶わず。チームメイトや監督、観客はねぎらいのリアクションを見せるも、本人の表情は悔しさで満ち溢れていた。

 メジャー挑戦後、6試合目の登板となった佐々木は、初回、先頭打者のオニール・クルーズにホームランを浴び、いきなり1点を失ってしまう。しかしその後は立ち直り、2回から4回までは無失点。5回に2点を失い、その時点で80球を投げていたものの、過去5試合よりも長い投球数が確実となる6回にもマウンドを託された。

 まずは先頭のバルデスを2球でファーストゴロに打ち取ると、続くバートは伝家の宝刀・スプリットで空振り三振を奪う。この時点で球数は87球となり、移籍後最多となっていた。中継でも「走者を出せばおそらく交代となる」と解説されていた場面で、打席にはヘイズを迎える。佐々木は2ボール2ストライクと追い込んだが、決め球に選んだスプリットがすっぽ抜けてヘイズの足を直撃する痛恨のデッドボール。

 すると、ここですかさずロバーツ監督がベンチを出てピッチャー交代となった。

 あと1人、あるいはあと1球で2試合連続のクオリティスタート(先発が6回以上を投げて自責点3以下)を達成できるところだったが、無念の降板。佐々木は笑みを見せることなく悔しそうな表情を浮かべてマウンドを降りたが、ドジャー・スタジアムのファンからは大きな拍手が巻き起こり、スタンディングオベーションで好投を讃えられた。

 このシーンにはファンもSNSで、「悪くない内容だったかなと」「ちょっと最後もったいなかったなあ」「試合は作れているので立派」「投げたかっただろうな」「簡単にはいかないですね。一歩一歩、次に期待!」「どんどん成長していってるのを感じる」と、勝ち星はつかなかったものの、次回に期待するコメントが多く寄せられた。

 佐々木はこの日、メジャーで最多となる93球を投げ、5回2/3で3失点。被安打5、奪三振4、与四球2、与死球1。勝ち負けはつかず、初勝利はお預けとなった。

(ABEMA『SPORTSチャンネル』)