角田の恩師として知られるトスト氏。(C)Getty Images 業界を騒然とさせるショッキングな人事だった。去る3月2…

角田の恩師として知られるトスト氏。(C)Getty Images
業界を騒然とさせるショッキングな人事だった。去る3月27日にレッドブルが断行したリアム・ローソンと姉妹チームのレーシングブルズにいた角田裕毅によるシート交代だ。
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ファンはもちろん、多くの関係者にとっても青天の霹靂と言える決定だった。なにせローソンは、今季にレッドブルに昇格したばかり。「マックス(・フェルスタッペン)以外のドライバーにとっては極めて扱いづらい」とされる25年式マシン『RB21』に適応している真っ最中だったわけだが、オーストラリアと中国で行われた開幕2戦で期待外れのパフォーマンスに終始。これが引き金となって、角田の昇格が電撃的に行われた。
発表後に「ローソンはまるでボロボロのボクサーのよう」「起用したのは間違いだった」と漏らしたヘルムート・マルコ博士をはじめとするレッドブル首脳陣には、批判が噴出。一部で名門の強化体制が問題視されもした。
ただ、この人事が必然であったとする識者もいる。かつてアルファタウリ(現RB)でチーム代表を務め、現在はレッドブルのコンサルタントを担っているフランツ・トスト氏は、母国のスポーツ専門局『SPORT1』のインタビューで「マックス・フェルスタッペンのセカンドドライバーを探す際にチームにどんなアドバイスをしたのか」と問われ、「私は言ったんだ。『ユウキ・ツノダを連れて行け』とね」と力説。ローソンではなく24歳の日本人ドライバーを推挙したワケを明かした。
「ツノダにはスピードがあり、経験も豊富だ。その決定(ローソンを指名)の結果がどうなったかはよく知られていることだ」
レッドブルのローソン選択が“過ち”であると皮肉交じりに論じる名伯楽は、こうも続けている。
「ローソンが2戦で交代させられたことに驚いたか? いや、そんなことは全くなかった。なぜなら、ローソンを先に選んだのは、間違った決断だったからだ。ツノダはローソンより速く、経験も豊富なんだ。そこに議論の余地などない」
世間を驚かせ、批判的な声すらも渦巻いたレッドブルの人事。しかし、百戦錬磨のトスト氏から見れば、それは「当然の決定」だった。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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