「楽天ジャパンオープン」(10月2日~10月8日/日本・東京/ハードコート)の大会最終日、シングルス決勝で第4シードのダビド・ゴファン(ベルギー)とアドリアン・マナリノ(フランス)が対戦。ゴファンが6-3、7-5で優勝を決めた。これでゴファ…
「楽天ジャパンオープン」(10月2日~10月8日/日本・東京/ハードコート)の大会最終日、シングルス決勝で第4シードのダビド・ゴファン(ベルギー)とアドリアン・マナリノ(フランス)が対戦。ゴファンが6-3、7-5で優勝を決めた。これでゴファンは先週の「深圳オープン」に続き2週連続優勝、そして昨年準優勝だったこの舞台で初優勝を飾った。試合時間は1時間23分。
両者の過去の対戦成績はゴファンの2勝0敗。2年振りの対戦となった。試合前の会見でゴファンはマナリノについて「今年マナリノは大きな進化を遂げたよ。クロスやダウンザラインに打ち分けて彼を走らせたいね」と語っていた。◇ ◇ ◇第1セット、ゴファンは盤石な立ち上がり。マナリノは第2ゲームでピンチとなるが、2本のブレークポイントをしのぐ。しかし第4ゲームで、ゴファンはラインオンの絶妙なダウンザラインと相手から逃げていくストロークのウィナーでブレークに成功。スコアでも試合内容でもゴファンが主導権を握る。ゴファンはその後もマナリノのカウンターを警戒しつつ、攻めすぎず、じっくりと崩してポイントを取る展開。最後はラブゲームでキープし6-3でゴファンが先取した。第2セット序盤はお互いサーブを中心に組み立てキープが続く均衡した状態。だが少しずつマナリノが攻め始め、ゴファンを揺さぶりはじめる。すると第6ゲームでマナリノがダブルのチャンスをつかむとゴファンのボールがラインを割り、マナリノはこの試合初のブレークに成功する。準決勝でマリン・チリッチ(クロアチア)を破った際にも見せたしぶとさが見え始めた。しかしここでゴファンはやられない。続く第7ゲームで、ドロップショットに追いつき華麗なクロスを決め、すぐさまブレークバック。そして第11ゲームでもウィナーでブレークを重ね、サービングフォーザチャンピオンシップを迎える。勢いの止まらないゴファンは最後もラブゲームで取り、優勝を決めた。試合後のインタビューでゴファンは「素晴らしい日。500レベルの優勝は初めてで言葉がありません」と語った。(テニスデイリー編集部)※写真は「楽天ジャパンオープン」で優勝したゴファン