バスケットボールBリーグの広島ドラゴンフライズは24日、広島グリーンアリーナ(広島市中区)に完成したスイートルームを公…

 バスケットボールBリーグの広島ドラゴンフライズは24日、広島グリーンアリーナ(広島市中区)に完成したスイートルームを公開した。クラブが約3億円をかけて改修したもので、今後は県に寄付され、コンサートなどイベントの用途に応じて利用される。

 スイートルームは2026~27年シーズンから始まる新リーグ「Bリーグ・プレミア」への参入条件を満たすために必要で、観客席の上部に完成した。既存の貴賓室も含めて5種類の計8室あり、収容人数は計120人。ドラフラの浦伸嘉社長は「多くの方に利用してもらい、今までにない観戦体験をしていただければうれしい」と語る。

 今年のドラフラの試合では、9月のプレシーズンマッチと11月にあるリーグ戦2試合で利用予定。それ以外は、西区の広島サンプラザホールが主な会場で、グリーンアリーナでの本稼働は新リーグ発足の26年秋からになる。

 スイートルームの室内は、ドラフラのチームカラーを全面に出したものではないというのも特徴だ。浦社長は「試合だけでなく、他のイベントでも使うので、みなさんが満足して使えるデザインにしている。みなさんに喜んでいただけるものをめざした」。

 新たな観戦環境の誕生。浦社長は「選手やチームには高い目標を掲げて戦ってもらい、見ている人たちに、より感動していただける空間になればと思う。この部屋を活用しながら、もっと人気のあるクラブにしていきたい」と語った。(上山浩也)