フランスギャロは、日本の調教師を対象に行った調査結果をもとに、凱旋門賞を中心としたフランス遠征支援策を強化すると発表した。 調査にはJRA調教師約50人が回答し、海外遠征先として「フランス」が63%を占め、最も勝ちたい国際競走では「カター…
フランスギャロは、日本の調教師を対象に行った調査結果をもとに、凱旋門賞を中心としたフランス遠征支援策を強化すると発表した。
調査にはJRA調教師約50人が回答し、海外遠征先として「フランス」が63%を占め、最も勝ちたい国際競走では「カタール凱旋門賞」が圧倒的1位となった。フランスギャロはこの結果を受け、日本馬の遠征を後押しする施策を展開する。
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2頭まで輸送補助制度を導入

主な施策は以下の通り
・輸送補助金の対象レースを、ジャックルマロワ賞、ムーランドロンシャン賞、カタール凱旋門賞に拡大
・日本語パンフレットを作成し、補助制度やフランス競馬の機会を案内
・出走馬関係者への支援強化
・凱旋門賞の前哨戦であるアークトライアル(ヴェルメイユ賞、フォワ賞、ニエル賞)を1週間前倒しし、2025年9月7日に開催
・ムーランドロンシャン賞の賞金を80万ユーロへ増額(従来比+78%)
さらに2025年から、輸送補助制度を初めて導入。日本馬2頭までが対象となる。
加えて、凱旋門賞の舞台となるパリロンシャン競馬場では、コースコンディション向上のための排水工事を実施。7月13日から15日間かけて、全長400mのフォルスストレート区間に浸透スリットを設置し、芝の発根環境を最適化。8月31日から再び使用可能となる。
フランスギャロは、日本との結びつきを一層強め、世界屈指の舞台である凱旋門賞への日本馬の挑戦を全面的に後押しする構えだ。
*フランスギャロリリースより