今年の箱根駅伝で連覇を果たした青山学院大学陸上競技部が、5月5日に静岡県小山町で、小中高校生のための「走り方教室」を開…

 今年の箱根駅伝で連覇を果たした青山学院大学陸上競技部が、5月5日に静岡県小山町で、小中高校生のための「走り方教室」を開く。町内でこの時期に合宿する同部が「地域に貢献したい」と初めて企画。町出身で同部OBの下田裕太さん(29)や同部OBの町職員の渡辺大地さんらが関係をとりもった。

 対象は小学4年から高校3年まで。参加無料。同部のコーチや学生が、小山町多目的広場(雨天時は総合体育館)で走り方の楽しさやコツを指導する。4月25日までにウェブ(https://logoform.jp/form/PLnj/996175)から申し込む。

 込山正秀町長は24日の定例会見で「走ることに興味を持つことは大きな財産であり、スポーツ振興に寄与するものと期待する」と述べた。

 教室には下田さんも講師として参加する。下田さんは小山中学校、加藤学園高校を経て、箱根駅伝で3度8区を走り、いずれも区間賞を獲得するなど青学4連覇に貢献した。アニメ好きで知られ、走り終えてから中継カメラにピースをする姿が話題となるなど、人気選手だった。今年3月の静岡マラソンを最後に現役を引退した。(吉村成夫)