◇女子メジャー第1戦◇シェブロン選手権 初日(24日)◇ザ・クラブatカールトンウッズ(テキサス州)◇6911yd(パ…

スコアの見間違いが発奮材料に。岩井千怜はバーディ締めで「72」

◇女子メジャー第1戦◇シェブロン選手権 初日(24日)◇ザ・クラブatカールトンウッズ(テキサス州)◇6911yd(パー72)

ハーフターンした頃に、見上げたリーダーボードが衝撃的だった。「1アンダーで“115位”?」。折り返しの9番でバーディを奪い、1オーバーにした岩井千怜は戦況を“把握”して、焦りに焦った。「確かにメジャーだし、レベルが高いから…。グリーンはソフトでスコアは伸びる。ヤバいな…」

だが、そんなはずはない。そもそも132人のフィールドで、午前8時半過ぎにスタートした岩井が中盤を迎えた頃は、選手の約半数がスタートすらしていない。最終18番(パー5)、3打目で残り91ydのバンカーからチャンスを作り、4mを沈めてガッツポーズ。改めてスコアボードを見て、およそ2時間前の勘違いに気づいた。

「あれは1アンダーで“15位”だったんだ…」

2バーディ、2ボギー「72」のイーブンパーは、雷雲接近による順延で24人がプレーを残して暫定34位。ボードの数字の見間違いが「良い方向に転んだ」と笑う。「眼が良くないんです。コンタクトをしていて」。シーズンのメジャー初戦出場は今週が初めて。十分戦えることが分かってホッとした。

初めてのメジャー初戦で自信を植え付けたい

米ツアーに本格参戦した今季、前週「JMイーグルLA選手権」までのポイントランキング上位者の資格で今大会への出場を決めた。そのロサンゼルスでは、双子の姉・岩井明愛が1打差の2位に。最終18番のボギーフィニッシュを、千怜はグリーンサイドで見届けた。

惜敗の後、2人のあいだに労いの言葉はなかったという。日本でもずっとそうだったが、刺激を受けたのは言うまでもない。「素直に応援していた。惜しかったなと思うけれど、『次は私がやらなきゃ』と活を入れてくれたラウンドでもありました。お互いがレベルアップしていけるような戦いを毎週見られてうれしいです」

奇しくもこの日、ほぼ同じ時間帯で反対の9ホールを回っていた明愛も「72」でイーブンパー。「まだ3日間ある。スコアをもっと伸ばすゴルフが必要だと思うので、伸ばしていきたい」(千怜)。気持ちもきっと同じだ。(テキサス州ザ・ウッドランズ/桂川洋一)