ラファエル・ナダル(スペイン)の今シーズン60回目の勝利は、甘美なものだった、とATPが報じている。世界ナンバーワンのナダルは、グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)を破って、キャリア通算110回目、「チャイナ・オープン」では4度目となる決…
ラファエル・ナダル(スペイン)の今シーズン60回目の勝利は、甘美なものだった、とATPが報じている。
世界ナンバーワンのナダルは、グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)を破って、キャリア通算110回目、「チャイナ・オープン」では4度目となる決勝進出を果たした。
土曜の夜、ナダルは2時間16分の戦いの末に、粘るディミトロフを6-3、4-6、6-1で下した。これにより、ナダルがその輝かしいキャリアにおいて、同一シーズンで60勝以上を挙げるのは9回目となった。
日曜日の決勝戦では、2017年のツアー屈指の6個目となるタイトルをかけて、ニック・キリオス(オーストラリア)と激突する。
ナダルは北京で12年ぶりのトロフィー獲得を目指している。2005年に「チャイナ・オープン」を制した後、2013年と2015年にどちらも決勝戦でノバク・ジョコビッチ(セルビア)に敗れている。キャリア通算75勝目を挙げ、「レース・トゥ・ロンドン」の2160ポイントにさらに上積みしようとしている第1シードのナダルにとって、決勝戦は重要な試合となる。
「また決勝まで勝ち進めて、とても嬉しい」
「全米オープンで優勝した後で、ポジティブな気持ちを持続できたことが、僕にとってもちろんとても大きな成果だ。またここへ戻って来て、タフなドローの中で決勝まで勝ち進むには、とてつもない努力が必要だ。だからとてもハッピーだ」
「タフな初日の後で、今週の自分のプレーにはとても満足している。ついにここまで来た。決勝進出だ。明日は、またビッグマッチで戦うチャンスだ。僕にとって、重要なことだ。このために毎日練習して、向上しようとしているんだから」とナダルは語った。(テニスデイリー編集部)
※写真は「チャイナ・オープン」決勝進出について語るナダル
(Photo by VCG/VCG via Getty Images)