東京ヴェルディのMF平川怜が、アグレッシブな攻防が期待されるセレッソ大阪との一戦へ闘志を燃やす。 現在16位の東京Vは2…
東京ヴェルディのMF平川怜が、アグレッシブな攻防が期待されるセレッソ大阪との一戦へ闘志を燃やす。
現在16位の東京Vは25日、味の素スタジアムで行われる明治安田J1リーグ第12節でC大阪と対戦。2ポイント差で14位に位置する相手とのボトムハーフ対決でリーグ6戦ぶりの白星を目指す。
20日にアウェイで行われた前節の川崎フロンターレ戦は前後半で主導権が入れ替わる展開となったなか、互いに決め手を欠いてのゴールレスドローに終わった。
「一緒にやっていますし良さもわかっているので、マッチアップはすごく楽しみでしたし、改めてやっぱりいい選手だなと思いました」とロアッソ熊本時代にコンビを組んだMF河原創とも見応えのあるマッチアップを披露した平川。
この一戦でも攻守両面で存在感を示したボランチは、「ゲームの入り方としては悪くなかったですし、ああいう空中戦だったり、五分五分のボールを自分たちが勝てたからこそ主導権を握れた部分もあると思うので、それは継続しなければいけない」と、前々節のヴィッセル神戸戦で課題となった球際の勝負での粘りをポジティブに振り返った。
一方、攻撃面ではリーグ3試合連続無得点に加え、川崎F戦でのシュート数は3本にとどまるなど課題は明白。チームとして問題点を改めて確認した上で、個人としてもゴール前に入っていく動き、足を振っていくという部分を改善点として挙げ、さらなる成長を追求していく。
「もっと相手の嫌がるボールを入れていかないといけないですし、質とかタイミングとか、中の入りとか、課題はたくさんあると思いますけど、そこはチームとしても改めて確認した部分でもあるので、次の試合はもっといい形ができるんじゃないかなと思います」
「(個人としては)守備から奪って前に出ていくというところで少し休んでしまう部分が自分もありますし、チームとしてもあるので、そこでもうひと踏ん張りできて、攻撃に繋がればもっといい展開になる」
「シュートはあまり打てていないので、もっとゴール前に入っていったりとか、ミドルシュートも意識しないといけないですし、もっと貪欲にゴールを狙っていきたいです」
その川崎F戦ではMF森田晃樹が約1カ月ぶりに戦列に復帰し、MF齋藤功佑とともにピッチ上で3人の万能型MFが同時共演。開幕直後には平川が途中投入の形で3ボランチに近い役割での同時起用もあったが、この試合では齋藤がシャドーの位置に上がってプレー。新たなオプションとしての期待が高まる。
「試合ごとにポジショニングとかいろいろ話し合っているので、毎試合毎試合変化を加えて良くなってきていますし、自分の動きもまだ課題があるなかで、もっと良くなると思っています」と、連携面の向上を実感する背番号16もその新たなオプションを前向きに捉えているという。
「前に行けるし、後ろでももらえるという選手たちだと思うので、ローテーションしながら攻撃できれば、相手も捕まえづらい。クオリティは上がると思うので、そこでゴールに繋がるシーンが増えていけばいい形になると思っています」
前節で得た手応えと課題、新たな化学変化への期待を胸に臨むC大阪戦。新体制移行で、よりアグレッシブさを前面に押し出し、得点も失点も多い出入りが激しい相手とのホームゲームに向けて平川は「アグレッシブな展開」な展開を予想。
自分たちのスタイルをやり切って、アグレッシブさで上回りたいと意気込んだ。
「(C大阪は)クオリティもありますし走力もあると思うので、お互いそういう志向のチームでアグレッシブな展開になると思います。自分たちとしては決してやりにくい相手ではないと思うので、しっかりいい守備からいい攻撃に繋げていきたいです」
「落ち着くようなゲーム展開になるとはあまり思ってないので、自分たちが仕掛けて激しい攻防が増える気がしています。守備のルーズさとかは多分あると思いますし隙もあると思うので、そこで自分たちが隙を突いて得点を奪えれば、これから乗っていけるんじゃないかなと思っています」