マレーシアで14日まで開かれたテニスの14歳以下の国別対抗戦「ワールドジュニア アジア・オセアニア最終予選」男子大会で…
マレーシアで14日まで開かれたテニスの14歳以下の国別対抗戦「ワールドジュニア アジア・オセアニア最終予選」男子大会で、千葉県の白子町立白子中学校3年生の金田歩積さん(14)を含む日本代表が優勝を飾った。「自分の力を出し切り、最後まで諦めなかった。自分が思っていたより国際大会で戦えた」と話す。8月にチェコで開かれる世界大会に出場する。
アジア・オセアニア最終予選には16カ国が出場。金田さんら3人の日本代表は予選グループを3勝0敗の首位で通過。決勝トーナメントの決勝でカザフスタンを下して大会を制覇した。
金田さんは、全国から若者らが訪れる「テニスの町」白子町で生まれ育った。小学生になった時、何か運動を始めようと近所の「アポロコーストテニスクラブ」に入った。「最初は遊び感覚だった」という。
2014年に全米オープンシングルスで準優勝を飾った錦織圭選手が活躍する姿を見て、「格好良いな」と憧れ、小学4年生の頃から本格的に打ち込むようになった。
23年夏には、東京都内で開かれた「ユニクロ全日本ジュニアテニス選手権」の12歳以下男子シングルスで優勝した。錦織選手も少年時代に優勝した大会だ。「ベスト8ぐらいを目指していたので、ビックリした」と振り返る。
この優勝を受け同年、元プロテニス選手の松岡修造さんの強化合宿「修造チャレンジ」に参加。指導はプレーだけでなく礼儀作法にも及ぶ厳しいものだったが、「動きが速い」と褒められた。自分でも、それが持ち味だと思っている。テニスの魅力について「自分で自由にプレーができる。それが楽しい」と話す。
さらに同年、錦織選手らが輩出した米国の「IMGアカデミー」での合宿にも参加し、錦織選手と練習することができた。「優しい人で、プレーはとてもきれい」という印象だったという。
夏の世界大会に向けては「全員一丸となって勝ちたい」と抱負を語る。英語には自信がないといい「世界で活躍するには英語がまだまだ」と語る時には、中学生の顔に戻った。だが、将来の夢は「世界一のプロ選手になること」と力を込めた。(中野渉)