■3連敗で6位の長崎はスタメンを入れ替え【J2リーグ第10節 4月19日 14時04分キックオフ 甲府 1ー1 長崎 J…
■3連敗で6位の長崎はスタメンを入れ替え
【J2リーグ第10節 4月19日 14時04分キックオフ 甲府 1ー1 長崎 JIT リサイクルインク スタジアム】
J1昇格候補が苦しんでいる。
J2リーグ第10節が4月19、20日に行なわれ、19日、ここまで6位のV・ファーレン長崎は15位のヴァンフォーレ甲府とのアウェイゲームに挑んだ。両チームの順位には大きな開きがあるが、勝点差は1勝分の「3」しかない。この日の結果次第では、順位が入れ替わることもある。
昨シーズン3位の長崎は、J1昇格の有力候補と目されている。MFマテウス・ジェズス、FWエジガル・ジュニオ、FWマルコス・ギリェルメ、FWフアンマ・デルガドの外国人カルテットを残留させ、J1のヴィッセル神戸から元日本代表MF山口蛍を獲得した。さらにはJ1の横浜F・マリノスからブラジル人CBエドゥアルド、J2のモンテディオ山形からGK後藤雅明、甲府からDF関口正大、ジュビロ磐田からDF高畑奎汰を迎えた。いずれも即戦力である。
今シーズンは開幕から5戦負けなしの好スタートを切った。J1昇格のライバルとなる磐田を、1対0で退けた勝利もあった。
しかし、7節の藤枝MYFC戦、8節のFC今治戦、9節のサガン鳥栖戦と3連敗を喫した。藤枝と鳥栖には2失点、今治には4失点を喫しているが、取られかたも良くない。1本のパスでDFラインの背後を突かれたり、自陣でのボールロストから失点したりと、自分たちで状況を苦しくしているのだ。「いい守備からいい攻撃」という流れが作れず、前節は今シーズン初めて無得点に終わっている。
ケガ人も多い。主将も務める山口は7節から離脱中で、エドゥアルドも前節に負傷交代した。エジガル・ジュニオ、ドリブラーのMF笠柳翼もメンバー外が続いている。
甲府のホームへ乗り込んだ今節、下平隆宏監督はスタメンに手を加えた。開幕から全試合先発のGK後藤、DF関口を外し、5試合連続で先発していたCB櫛引一紀、4試合連続スタメンのマルコス・ギリェルメもベンチに置いた。GKと4バックの5人のうち、4人が前節から入れ替わった。開幕戦のスタメンはCB照山颯人、左SB高畑、マテウス・ジェズスの3人だけという布陣である。
それでも、長崎は先に試合を動かす。開始早々の2分、左サイドの高畑のクロスをマテウス・ジェズスがヘディングで合わせる。GKに弾かれたボールを背番号10がプッシュし、あっという間に先行したのだった。
■長崎は自陣からの前進に苦しみ…
1対0とリードした長崎だが、その後はビルドアップに苦戦する。甲府のハイプレスを受け、プレス回避のキックがタッチを割ってしまう場面が2度続く。自陣から脱出できないまま主導権を握られ、15分にロングスローから失点をしてしまう。セットプレーが得意の甲府に、強みを発揮されてしまった。
その後も自陣からビルドアップを試みるが、横か斜め後方へのショートパスが多く、相手の目線を変えることができない。ボールロストも少なくない状況で、なかなか前進できないのである。
25分にはGK原田岳のキックが右ウイングの増山朝陽へつながり、相手ペナルティエリア内へ侵入することができた。32分には左CB照山から、左インサイドハーフの名倉巧へ縦パスが入る。
甲府は3-4-2-1が基本布陣で、守備時はウイングバックがDFラインと横並びの5バックになることが多い。ボランチの脇のスペースが空くことがあり、この場面では名倉が相手の右シャドーと右ボランチの「間」で照山からパスを引き出し、そのままフィニッシュへつなげた。
このように、相手の守備ブロックの「間」でパスを受ける場面を増やしたいのだが、その回数は限られたまま前半を終えてしまうのである。