4月20日、中山競馬場で行われたクラシック初戦・皐月賞(G1・芝2000m)は、モレイラ騎乗のミュージアムマイルが素晴らしい切れ味を発揮して差し切りを決めた。断然の1番人気に推されたクロワデュノールはまさかの2着に敗れ去った。皐月賞、勝利…

 4月20日、中山競馬場で行われたクラシック初戦・皐月賞(G1・芝2000m)は、モレイラ騎乗のミュージアムマイルが素晴らしい切れ味を発揮して差し切りを決めた。断然の1番人気に推されたクロワデュノールはまさかの2着に敗れ去った。

皐月賞、勝利ジョッキーコメント
1着 ミュージアムマイル
J.モレイラ騎手
「グレイトなフィーリングでした。きょう勝てたのは皆様のおかげで感謝しています。きょうはパドックで跨った瞬間に素晴らしいと思いました。力強くて、精神的にも落ち着いていましたし、これからも成長を見せてくれると思いますし、さらにレベルアップ出来ると思います。正直、直線手前ではバランス崩れたところがありました。直線ではバランスも取れて素晴らしい瞬発力でした。残りの150mで先頭に立ってゴールまでしっかり脚を見せてくれました。こういう馬にはどんなジョッキーでも乗りたいと思うので感謝しています。(何故これだけG1を勝てるのか?)本当に馬のおかげです。乗せていただける関係者のサポートのおかげで勝てています。ありがとうございました」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 4月20日、中山11Rで行われた第85回皐月賞(3歳オープン・牡牝・G1・芝2000m・1着賞金=2億円)は、J.モレイラ騎乗の3番人気、ミュージアムマイル(牡3・栗東・高柳大輔)が快勝した。1.1/2馬身差の2着に1番人気のクロワデュノール(牡3・栗東・斉藤崇史)、3着に4番人気のマスカレードボール(牡3・美浦・手塚貴久)が入った。勝ちタイムは1:57.0(良)。

 2番人気で西村淳也騎乗、サトノシャイニング(牡3・栗東・杉山晴紀)は、5着敗退。

【動画】クロワデュノールまさかの2着…皐月賞

モレイラが2週連続G1制覇

皐月賞・ミュージアムマイルとJ.モレイラ騎手

 J.モレイラ騎乗の3番人気、ミュージアムマイルが素晴らしい切れ味を発揮して、鮮やかな差し切りを決めた。断然人気のクロワデュノールが抜け出したところで決まったかと思われた。しかし、大外から凄まじい勢いでミュージアムマイルが坂を駆け上がっており、ゴール寸前であっという間に交わし去った。鞍上のモレイラ騎手は13日に行われた桜花賞エンブロイダリーに続いて2週連続のG1勝利。まさにモレイラマジック。素晴らしい手綱さばきをここでも披露した。殊勲のモレイラ騎手は「素晴らしい瞬発力を見せてくれました。本当に具合がよかったです。パドックで乗った瞬間に力強さを感じました」と状態の良さと同馬の能力を称えていた。

◇皐月賞とは
クラシック三冠競走(皐月賞・日本ダービー・菊花賞)」の第1戦。「最も速い馬が勝つ」と言われるスピード決戦で、3歳限定の牡馬、牝馬に限られたG1レース。過去には、ディープインパクトやオルフェーヴルなど、後に大活躍する名馬たちもここからスタートし、未来のスターホースを占う重要な一戦。

ミュージアムマイル 6戦3勝
(牡3・栗東・高柳大輔)
父:リオンディーズ
母:ミュージアムヒル
母父:ハーツクライ
馬主:サンデーレーシング
生産者:ノーザンファーム

【全着順】
1着 ミュージアムマイル J.モレイラ
2着 クロワデュノール 北村友一
3着 マスカレードボール 横山武史
4着 ジョバンニ 松山弘平
5着 サトノシャイニング 西村淳也
6着 マジックサンズ 佐々木大輔
7着 キングスコール 藤岡佑介
8着 アロヒアリイ 横山和生
9着 ヴィンセンシオ C.ルメール
10着 カラマティアノス 戸崎圭太
11着 エリキング 川田将雅
12着 ジュタ 坂井瑠星
13着 ニシノエージェント 津村明秀
14着 ジーティーアダマン 岩田望来
15着 ファウストラーゼン 杉原誠人
16着 フクノブルーレイク 松岡正海
17着 ドラゴンブースト 丹内祐次
18着 ピコチャンブラック 石橋脩