「楽天ジャパンオープン」(10月2日~10月8日/日本・東京/ハードコート)の男子シングルス準決勝で、第1シードのマリン・チリッチ(クロアチア)は、アドリアン・マナリノ(フランス)に7-6(5)、4-6、0-6とまさかの逆転負けを喫した。第…

「楽天ジャパンオープン」(10月2日~10月8日/日本・東京/ハードコート)の男子シングルス準決勝で、第1シードのマリン・チリッチ(クロアチア)は、アドリアン・マナリノ(フランス)に7-6(5)、4-6、0-6とまさかの逆転負けを喫した。

第1セットは、ストローク戦で攻めても攻めてもしつこく返してくるマナリノに、チリッチはややペースを乱され気味だったが、タイブレークの末先取。しかし第2セットでマナリノがチリッチのサーブを見切り、イーブンにすると、最終セットはなんとチリッチが一度もサービスキープできないまま0-6で取られ、敗退が決まった。

試合後の会見でチリッチは「残念というか、がっかりはしていない。比較的安定したプレーができたと思う。ここ数日と比べてサーブが良くなく、ラリーが長かった。後半相手のミスが少なくなり、攻撃も仕掛けてきたので、リズムが崩れたが、比較的安定したプレーができたと思う」と語った。

昨夜は午後11時56分頃、福島県で震度5弱の地震があり、東京も揺れたがそのことについて「ヨーロッパではあまりないことなので、笑い事ではないと感じた。」と地震に驚いたことを述べた。

今年は準決勝で去ることとなったが「今回、できればファイナルに行きたかったが、この1週間みなさんによくしてもらってとても感謝しています。ありがとうございました。来年ももちろん帰ってくるつもりです」と来年の同大会についても参加の意向を示した。

大会は明日最終日となり、シングルス決勝はマナリノとダビド・ゴファン(ベルギー)の対決となる。(テニスデイリー編集部)※写真は「楽天ジャパンオープン」準決勝でマナリノに敗れたチリッチ