◇米国女子◇JMイーグルLA選手権 2日目(18日)◇エルカバレロCC (カリフォルニア州)◇6679yd(パー72)…

古江彩佳が最終18番をバーディとして決勝ラウンドに滑り込んだ

◇米国女子◇JMイーグルLA選手権 2日目(18日)◇エルカバレロCC (カリフォルニア州)◇6679yd(パー72)

決勝ラウンドに進むためには、バーディが必須だった。残されたホールは最終18番のパー4。1Wでフェアウェイをとらえた古江彩佳は、寒空の下で頭をフル回転させた。追い風を感じ、「ピンまでは132yd。キャリーで120ydの距離を出したい」。左右の手にPWとロフト50度のウェッジを握り、状況をさらに整理した。

フォローの風を受けた場合、「PWではちょっと大きい」という。「50度で“ハード”に打って、(ピンの近くに)キャリーさせる考えもあった」。最終的に決断を後押ししたのは、気温だったという。終日15℃前後と肌寒い一日。「風も吹いたり、やんだりしていた。寒さを信じて、上の(番手の)クラブでピンをオーバーしてもいいと」。PWでのセカンドショットは狙い通りピン手前1mにピタリ。窮地でのバーディフィニッシュで「69」として通算4アンダー、61位で週末に進んだ。

判断力と実行力に優れる

1アンダー81位から出たこの日は、前半アウトで3つスコアを伸ばしながら11番(パー5)のボギーで流れが変わった。「グリーンにのせるショットで、フェアウェイの芝目にちょっと突っかかって曲げてしまうこともあった」とツキもなく、14番もボギーにしてカットラインから2打ビハインドに。16番(パー5)、そして18番と、上がり3ホールの2バーディで予選通過圏内に滑り込んだ。

苦しい場面も

古江は昨年6月のペア戦「ダウ選手権」を除く米ツアーの個人戦では、2023年11月の「アニカ driven by ゲインブリッジ」を最後に予選落ちしていない。メジャー初戦「シェブロン選手権」(テキサス州ザ・クラブatカールトンウッズ)を翌週に控えた試合でも「予選通過は自分の1年に対して繋がるもの。悪いイメージが付かないことが大事」と大局を見る。

週末は伸ばすだけ

首位の選手との差は9ストロークある。「どんどんスコアが伸びる。くっついていきながら一歩でも上に行ければ。落とすところの1yd、2ydの違いによって、(結果が)全然違うのがこのコースの難しさ。運もあると思うけれど、自分のできることを信じてやるだけ」。小さな身体に風格が漂う。(カリフォルニア州ロサンゼルス/桂川洋一)