【UEFAチャンピオンズリーグ】ドルトムント3-1バルセロナ(日本時間4月16日/ジグナル・イドゥナ・パルク)【映像】衝撃!高速パネンカ炸裂の瞬間 強靭なメンタルとテクニックを発揮した瞬間だった。“4点ビハインド”の…
【UEFAチャンピオンズリーグ】ドルトムント3-1バルセロナ(日本時間4月16日/ジグナル・イドゥナ・パルク)
強靭なメンタルとテクニックを発揮した瞬間だった。“4点ビハインド”の状況で、ドルトムントのFWセール・ギラシはPKをパネンカで決めてみせた。
ドルトムントはUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝2ndレグでバルセロナと対戦。1stレグを0ー4で落としていたドルトムントは、3ー1で勝利するも2戦合計で3ー5でベスト8敗退となった。
ベスト4進出は叶わなかったが、開始11分にギラシが決めた先制ゴールはチームの勢いをより促進させた。
ドルトムントのMFパスカル・グロスが相手GKボイチェフ・シュチェスニーにボックス内で倒されてPKのチャンスを得ると、ペナルティスポットの前に立ったのがエースのギラシだった。
ボールの左後ろで構えながらゴールをただ一点見つめ続けるギラシは、主審のホイッスルが鳴ると勢いよく助走をつける。そして右足を振りかざした瞬間、相手GKもゴール左側に跳んできたが、ギラシはゴール正面にチップキックを選択。勢い任せではなくフワッとした軌道の通称“パネンカ”と言われる難易度の高いキックを披露した。
SNSでサッカーファンはこのゴールに大盛り上がり。「なんちゅうメンタルしてんねんギラシ」「チップキックかーギラシうまー」「これパネンカぶち込むギラシやばすぎて草」「ギラシここでパネンカはやばい」「ギラシここでパネンカ笑 なんか雰囲気あるな」「ここでチップキックは心臓が強すぎるぞギラシ」と感情を高ぶらせていた。
187cm・82kgの体躯を備えるギニア代表の怪物FWは、この勢いのまま49分と76分にも得点を重ねてハットトリックを達成する。2012−13シーズンのFWロベルト・レバンドフスキ(現:バルセロナ)と2020−21シーズンのFWアーリング・ハーランド(現:マンチェスター・シティ)が持つ、1シーズン最多ゴール数10を越える、13点目を記録。今大会のゴールランキング単独トップにも浮上した。
3度ゴールネットを揺らし、2ndレグでの3ー1の勝利に貢献したギラシはこの試合のPOTM(プレーヤー・オブ・ザ・マッチ)を受賞。しかし2戦合計スコアは3ー5とバルセロナを上回れず、ドルトムントはベスト8で大会を後にした。
(ABEMA/WOWSPO/UEFAチャンピオンズリーグ)