今シーズン自己最長137メートルの特大アーチ。ドジャースの大谷翔平投手が、日本時間4月17日のロッキーズ戦で2試合ぶりとなる今季6号ホームランを放った。これで本塁打数はリーグトップに並んだが、同打席の初球にロバーツ監督が大谷へ伝えた助言が…

 今シーズン自己最長137メートルの特大アーチ。ドジャースの大谷翔平投手が、日本時間4月17日のロッキーズ戦で2試合ぶりとなる今季6号ホームランを放った。これで本塁打数はリーグトップに並んだが、同打席の初球にロバーツ監督が大谷へ伝えた助言が生きたシーンが見られた。

【映像】大谷、好調の示す“初級の動き”

 17日の試合、大谷が6号ソロを放ったのは第1打席の4球目だった。緩いカーブを捉えると打球は大きな弧を描いてライトスタンドへ。打った瞬間文句なしの飛距離137メートル特大アーチとなった。注目されたのは、その3球前。初球の場面だった。低めいっぱいに投じられた151キロのシンカーを大谷が見送ると、これに審判もボールのジャッジ。中継に映し出されたストライクゾーンの枠ギリギリの際どいコースだったが、大谷は迷いなくこのボールを見極めた。

 ABEMAは事前にロサンゼルスにあるロバーツ監督の自宅を訪ね独自取材。同インタビューで指揮官は「今年の大谷は打席に立った時、自分の打てる球・ゾーンをよく見極められている。それができている時は安定感がある」と語っていた。その上で「でも狙うゾーンを広げすぎると好不調の波が出てくる。だから彼に“ゾーンを広げすぎないように”と伝えた」と、大谷へアドバイスを送っていたことを明かした。

 また、大谷の弱点を問われ「あるとすれば…私が思うに彼は何でも打てると思っている。だからゾーンを広げ出すと打撃に苦労するようになる。いくら才能豊かなショウヘイでも何でも打てるなんてことはない」とした。ホームランの直前に見られたシーンは、指揮官が指摘する大谷のホームランを予感させる初球だった。

(ABEMA『SPORTSチャンネル』)