プロバスケットボールBリーグ1部(B1)で、ともに愛知県内を本拠とする三遠ネオフェニックス(愛知県豊橋市)とファイティ…
プロバスケットボールBリーグ1部(B1)で、ともに愛知県内を本拠とする三遠ネオフェニックス(愛知県豊橋市)とファイティングイーグルス名古屋(FE名古屋、名古屋市)が対戦する「愛知ダービー」が16日夜、名古屋市枇杷島スポーツセンターであった。今季、三遠に対して3戦全敗だったFE名古屋が89―83で勝利。王手をかけていた三遠の中地区優勝は持ち越しになった。
試合は序盤こそ三遠が連続3点シュートでリードしたものの、インサイドを主体に攻めるFE名古屋が徐々にペースをつかみ、前半を5点リードで折り返した。
リーグ全体で今季の総得点数トップの攻撃力を誇る三遠は、追い上げを図る第3クオーター(Q)残り57秒で、津屋一球選手が3点シュートを決めて同点に。競り合う展開が続いたが、本拠地の大きな後押しを受けるFE名古屋が第4Qでリードを広げた。
2点シュートの得点率は、FE名古屋の67.4%に対して三遠は43.8%。三遠は攻守でインサイドの柱になる主力選手の欠場が響いた。次戦はともに19日にある。
FE名古屋に声援を送った名古屋市の森晃一さん(45)は「手に汗握る素晴らしい試合で見応えがあった。強い三遠を退け、こちらの本拠での地区優勝を阻めたのはとてもうれしい。三遠には(次戦の)浜松で(優勝を)決めちゃってくださいという気持ちでした」と笑った。(大西英正)