今回のtotoはJ1第11節の10試合と、J2第10節の3試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分…

 今回のtotoはJ1第11節の10試合と、J2第10節の3試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析を進めてみよう。

■数字上は「9位の浦和」まで可能性

 J1は激しい争いが続いている。首位のアビスパ福岡から9位の浦和レッズまで勝点3差にひしめく、まさに激戦だ。

 前節には福岡が今季初めて首位に立ったが、今節もトップが入れ替わる可能性がある。数字上は9位の浦和までに可能性があるので、首位チームを予想するだけでも大変だ。

 首位入れ替わりというからには福岡が勝点を伸ばせないことが前提になるわけだが、今節は清水エスパルスに敗れると予想する。

 理由はミッドウィークに行われたゲームの存在だ。

 16日にはルヴァンカップの2回戦と、リーグ戦3試合が行われた。福岡も清水も勝利しているのだが、その手応えには違いがあるはずだ。

 福岡はルヴァンカップで勝利したが、相手はJ3の栃木SCだった。対して清水は、今季低迷しているとはいえ、実力者をそろえている横浜F・マリノスにリーグ戦で勝利しているのだ。

 しかも清水は2点差をひっくり返す劇的な勝利を飾っている。連戦であり、選手の疲れやメンバー入れ替えといった不安要素よりも、「勢い」というプラス材料が上回ると考える。

 また、過去の対戦で16勝2分4敗と清水が圧倒していることも見逃せない。このカードは清水の勝利で勝負したい。

■今シーズン「2勝目」をプレゼント

 福岡が敗れるとなると、首位浮上に一番近い位置にいるのが勝点1差で追いかけている2位の京都サンガF.C.だ。勝てば文句なしで今季初めて順位表の頂点に立つことになる。

 だが、首位奪取は難しそうだ。相手は今季まだ1勝のアルビレックス新潟だが、今季2勝目をプレゼントしてしまいそうなのだ。

 まず目を向けたいのは、最近の対戦結果だ。トータルでは京都が12勝7分8敗と勝ち越しているが、ここ2シーズンは新潟が3勝1敗と巻き返している。

 さらに、京都はミッドウィークで浦和と対戦し、1-2で敗れている。埼玉スタジアム2002を訪れた前節に続き、今節もアウェイゲーム。しかもJ1の今節で唯一の中2日で戦うチームである。対する新潟にはミッドウィークに試合がなかったため、万全の状態で勝利を挙げると予想する。

 1位と2位が敗れるとなれば、3位の川崎フロンターレから9位の浦和まで7チームに首位浮上の可能性が生まれる。後編では、今季初の首位に立つチームも含めて勝敗を予想する。

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