◇国内女子◇KKT杯バンテリンレディスオープン 事前(17日)◇熊本空港CC(熊本)◇6565yd(パー72)4日前の…
◇国内女子◇KKT杯バンテリンレディスオープン 事前(17日)◇熊本空港CC(熊本)◇6565yd(パー72)
4日前の3人プレーオフでパーパットを外し、最初に脱落したショックは癒えた。19歳ルーキーの中村心は「もう大丈夫です。2mぐらいを外しましたけど、思ったところに打てたし、悔いはないです」と振り返った。
優勝者の安田祐香、同じく2位だった河本結という先輩2人に競り負けた悔しさより、むしろ手にした自信が大きい。「今までも“優勝目指して”と言ってきましたけど、プロの壁の高さを感じて、自信をなくしていたところがありました」と明かす。ECC学園高時代の2023年「日本女子オープン」でローアマチュア(14位)を獲得し、24年には日本ゴルフ協会(JGA)のナショナルチーム入り。同年プロテストに合格したが、最終QT(予選会)74位で今季ツアー出場権獲得に失敗した。
それでも、主催者推薦で第2戦「Vポイント×SMBCレディス」、第3戦「アクサレディス」に出場できたが結果は37位と予選落ち。前週「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」も推薦出場で「3試合目でプレーオフにまで残れるなんて思ってなかった。早い段階でこういう経験ができて良かったと前向きに捉えられるし、よりいっそう“優勝目指して頑張りたい”と思えるようになりました」という。
自分を含む「2024年度合格組」の勢いも感じる。前週に最終日を首位で迎えて4位に終わった入谷響は、中嶋常幸主宰の「トミーアカデミー」で同門。2週前の「ヤマハレディース」で2位発進(最終36位)した徳永歩はECC学園高の同級生。同期からツアー優勝者が出そうな気配が「します」と言い、「うまい選手が多いし、お互いに刺激をもらっていますから」と分析する。
今季4戦目の今大会も当初は主催者推薦で出場予定だったが、資格は「直前大会3位以内」に切り替わった。いわば、自力で勝ち取った。初めて回る熊本空港CCは過去10年(2016、20年は中止)で通算2桁アンダーでの優勝を21年大会(山下美夢有の14アンダー)でしか許していない。硬いフェアウェイ、砲台グリーンで各ホール両サイドをセパレートされた林間コースに「難しいです。でも、毎日アンダーを出して(優勝争いの)緊張感を味わいたいです」。同期26人の中で、優勝一番乗りへ。中村にやる気がみなぎっている。(熊本県菊陽町/加藤裕一)
<今大会出場のルーキー>
入谷響(19)/5試合/富士フイルム・スタジオアリス 4位
中村心(19)/3試合/富士フイルム・スタジオアリス 2位
荒木優奈(19)/5試合/ダイキンオーキッドレディス 7位
吉田鈴(21)/5試合/ダイキンオーキッドレディス 15位
徳永歩(19)/5試合/アクサレディス 15位
青木香奈子(25)/3試合/Vポイント×SMBCレディス 13位
永田加奈恵(24)/5試合/アクサレディス 54位
加藤麗奈 (18)/1試合/富士フイルム・スタジオアリス 予選落ち
※(年齢)右は今季ツアー出場数と最高位