◇米国女子◇JMイーグルLA選手権 事前(16日)◇エルカバレロCC (カリフォルニア州)◇6679yd(パー72)岩…
◇米国女子◇JMイーグルLA選手権 事前(16日)◇エルカバレロCC (カリフォルニア州)◇6679yd(パー72)
岩井明愛と岩井千怜の双子姉妹は前週、地元の埼玉・石坂ゴルフ倶楽部での「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」を終えた夜に再渡米した。米国時間13日(日)にロサンゼルスに到着し、翌14日(月)にさっそく練習を開始。その後コースから約30㎞東にあるドジャースタジアムに向かった。
米ツアーメンバーになる前から、海外でスポット参戦するときは決まって、現地でスポーツ観戦を楽しむのが岩井家の“恒例行事”。出向いた先で千両役者がしっかり仕事をしてくれるから、またやめられない。タイミングよく大谷翔平選手のシーズン5号本塁打を、その目とスマートフォンにもしっかり収めてご満悦。大歓声に興奮した。
ロサンゼルスを訪れるのはペブルビーチGLで行われた2023年「全米女子オープン」以来。実は埼玉栄高時代に修学旅行でユニバーサルスタジオハリウッドなどを訪れたことがあったが、当時は別々のクラスで周遊ルートが違ったという。
ちなみに、2人が高校でクラスがわかれたのは2年生のときから。「高1のときは一緒だったんです。学校の方は自分たちが双子だと知らず、同じクラスに入れちゃったそうで。決まった後で名前と同じ住所を見て、『もう、しょうがない』となったみたい」(明愛)。時は流れ、2人は少なくとも日本のゴルフ界では最も有名なツインズに成長。今となっては考えにくい話ではある。
米ツアーは先月末の「フォード選手権」以来の登場。姉妹の調子には最近、ギャップが少しある。千怜は前週、日本でプレーオフにあと1打に迫る4位フィニッシュ。「ダイキン(オーキッドレディス)の優勝から、あまり悪いイメージがなくラウンドできている。それが今のところ大きい」と状態をキープしたい。
一方、2月「ホンダLPGAタイランド」で2位に入った明愛は復調の機会をうかがっているところ。「今は感触がそこまで良くないですけど、良くないから上がっていくしかない。今週も集中して、先のことを考えずに一打一打に集中したい」と言葉に気持ちを込めた。(カリフォルニア州ロサンゼルス/桂川洋一)