4月16日(水)に大井競馬場で行われる東京スプリント(4歳上・JpnIII・ダ1200m)。5月のかしわ記念、6月のさきたま杯に向けての前哨戦に位置づけられている。 近年のダート短距離路線は中央、地方ともに層が厚く、実力拮抗の好メンバー…

 4月16日(水)に大井競馬場で行われる東京スプリント(4歳上・JpnIII・ダ1200m)。5月のかしわ記念、6月のさきたま杯に向けての前哨戦に位置づけられている。

 近年のダート短距離路線は中央、地方ともに層が厚く、実力拮抗の好メンバーが顔を揃える。今年も出走15頭中、実に11頭が重賞ウイナー。激戦となりそうだが、勝ち名乗りをあげてさらなる大舞台に駒を進めるのはどの馬か。発走予定日時は16日(水)の20時10分。主な出走馬は以下の通り。

■ガビーズシスター(牝4、美浦・森一誠厩舎)

 二桁着順の2戦はいずれも芝。ダートでは7戦5勝、2着1回、3着1回と安定している。OP昇級初戦のカペラSはクビ差の勝利だが、手応えと勢いには余裕があり、着差以上の内容だった。前走のリヤドダートスプリントは勝ち馬にこそ離されたが、米G1馬に食らいつき、日本馬最先着。帰国初戦を制して、今年の短距離界を担うか。

■イグザルト(牡6、大井・荒山勝徳厩舎)

 昨夏にJRA3勝クラスから転入。当初は白星に恵まれなかったが、秋に距離短縮すると、オープンを連勝して本格化。今年初戦の準重賞は3着に敗れたものの、前走のフジノウェーブ記念を7馬身差で圧勝し、今の勢いならダートグレードの舞台でも通用するだろう。

■ダノンスコーピオン(牡6、栗東・福永祐一厩舎)

 21年朝日杯FSで3着、22年にはアーリントンC、NHKマイルCを制した実績馬が参戦する。3歳秋以降も短距離からマイル戦に出走を続けたが、大きな着順が目立ち、前走のマーチSから路線転向。初ダートで適性未知数ではあったが、勝ち馬と0.9秒差ならまずまず。距離短縮、ダート2度目の今回で復活なるか。

■サンライズホーク(セ6、栗東・牧浦充徳厩舎)

 22年夏のサマーチャンピオンから、24年2月のかきつばた記念まで重賞3連勝。一躍ダート界の主役候補に躍り出たが、同年の黒船賞で11着に敗れて以降は勝ち星が遠く。それでも、近2戦は連続2着と復活の兆しあり。ひさびさの1200m戦はカギになるが、4つ目のタイトルを手にし、ふたたびJpnIの舞台を目指したい。

 そのほかにも、南関東重賞3勝の快足馬エンテレケイア(牡7、浦和・小久保智厩舎)、JRA所属時にダート1200mのOPを3勝しているデュアリスト(牡7、大井・藤田輝信厩舎)などが出走を予定している。

※内容に誤りがございました。訂正してお詫び申し上げます。