ドジャースのロースター変更はあるのか(C)Getty Images ドジャースの二塁と中堅のポジション争いは大きな注目点…

ドジャースのロースター変更はあるのか(C)Getty Images

 ドジャースの二塁と中堅のポジション争いは大きな注目点だ。

 現在、アンディ・パヘスは16試合で2本塁打を放っているものの、打率.137と低調で、ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』は、パヘスについて「今年は厳しいスタートとなった」と記している。

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 守備面でも「より経験豊富な選手がセンターにいたらアウトになっていたはずのボールを複数回ミスした」と指摘している。

 ただ、同メディアによれば、「人員面で大幅な変更を行う前に、彼(パヘス)にあと100打席ほど打席を与えたいと考えている」と、デーブ・ロバーツ監督の考えを示している。

 指揮官は「アンディの状況を考えると、150打席を基準にしていると思います」と話したといい、「キケ(ヘルナンデス)はここ数日で攻撃面でいくつか工夫を凝らし、それが功を奏して、これからもっと良い打席が見られるようになると思います」と、“キケ”ことエンリケ・ヘルナンデスは14試合で打率.125だが、2試合連続安打を放つなど復調の兆しがあると見ているようだ。

 ミゲル・ロハスについても「2本打ったのは良かったですね」と、11試合で打率.161だが、現地時間4月11日(日本時間12日)のカブス戦ではマルチ安打を放っている。

 「今の我々のチームはこの3人なので、彼らを起用し続け、組み合わせていくつもりです。もちろん、クリス・テイラーにも打席を与えたいしね」との言葉通り、15日(同16日)のロッキーズ戦はクリス・テイラーがスタメン出場。

 これを踏まえ、同メディアは、パヘスについて「ワールドシリーズで見せたように、この24歳は確かにパワーがある。ロサンゼルスが彼をセンターで起用するのは、その可能性を最大限に引き出すためである」と記した。

 「プレシーズンの当初の計画では、トミー・エドマンをセンターで起用し、新たに契約した韓国人内野手のキム・ヘソンに二塁のポジションを任せる予定だったようだ。キムはMLBの球速に慣れるのに苦労し、そのためマイナーリーグに送られた。エドマンは彼のベストポジションと思われるポジション(二塁、中堅)に配置され、そのためパヘスがセンターに移った」と説明した。

 現在3Aでプレーしているキム・ヘソンは、14試合の出場で打率.290、3本塁打、13打点、OPS.943と好成績を挙げており、同メディアのノア・カムラス記者は「キム・ヘソンを呼び戻す時が来た」と主張しているが、当面は大幅な入れ替えはないように思える。
 
 それでもメジャー昇格を目指して奮闘し続けるキム。今後のドジャースの戦いぶり次第でチャンスが訪れる可能性はあるだけに、注目したいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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