デビュー22年目の丹内祐次騎手が、皐月賞(3歳牡牝・GI・芝2000m)のドラゴンブースト(牡3、栗東・藤野健太厩舎)でGI初制覇を狙う。 丹内騎手は85年11月生まれ、04年デビューの39歳。川田将雅騎手や吉田隼人騎手らの同期にあたる…

 デビュー22年目の丹内祐次騎手が、皐月賞(3歳牡牝・GI・芝2000m)のドラゴンブースト(牡3、栗東・藤野健太厩舎)でGI初制覇を狙う。

 丹内騎手は85年11月生まれ、04年デビューの39歳。川田将雅騎手や吉田隼人騎手らの同期にあたる。JRA通算11893戦576勝。今年は重賞2勝を含む33勝を挙げ、JRA騎手リーディングでは5位につけている。ただ、GIに限ると14回騎乗して、23年高松宮記念のトゥラヴェスーラの3着が最高着順である。

 皐月賞のパートナーはドラゴンブーストだ。24年のデイリー杯2歳Sにてランフォーヴァウの2着。続く朝日杯FSでは7着だったが、丹内騎手と初コンビとなった今年の京成杯では中団から渋太く脚を使い、ニシノエージェントからクビ差の2着に食い込んでいる。確かに1勝馬だが、今回と同舞台で重賞2着の実績は不気味だ。

 丹内騎手はこれまで日本ダービーに2回、菊花賞に3回騎乗しているが、意外にも皐月賞は初参戦。評価を覆す、穴男らしい一発を期待したい。