【FC東京vs柏レイソル 4月11日】■ホームの声援をかき消した「ゴール裏の声」 6試合勝ちがないFC東京と、4試合負けていない柏レイソルの試合は、雨の国立競技場で行われたが、結果はそのままだった。 ホームの東京サポーターの声をかき消すくら…

FC東京vs柏レイソル 4月11日】

■ホームの声援をかき消した「ゴール裏の声」

 6試合勝ちがないFC東京と、4試合負けていない柏レイソルの試合は、雨の国立競技場で行われたが、結果はそのままだった。

 ホームの東京サポーターの声をかき消すくらい柏サポーターがゴール裏を黄色く埋めていた。

 あれが入っていればというシーンはあったが、前半は雨のせいもあってか、引き分けを意識させる試合展開だった。

 だが、35分、俵積田晃太のシュートのこぼれ球に反応した仲川輝人のゴールが生まれた。

 安斎颯馬のFKはいい感じで壁を越えていったが、バーの左に当たってしまった。

 後半、雨は止んだ。

■「ボール」の支配か、「決定力」のアップか

 東京は1点を守り切ろうと長友佑都を78分に入れてきた。

 76分に投入された中島舜がいきなり長友とマッチアップすることになるが、これは長友が上手だった。ゴールライン際で長友に体を入れられてしまう。

 だが、中島が意地を見せた。スローイング後、原田亘からのリターンを受け取ると熊坂光希にパス。熊坂がマイナスのクロスをゴール前に送り込んだ。手前で相手に当たって微妙にコースが変わったようだ。

 これを木下康介が足を延ばしてゴールした。90+4分だった。

「ボールを支配するためのメンバーをそろえると決定不足になり、決定力を高めようとカードを切ると試合のコントロールを失うというジレンマに何試合か遭遇している」

 引き分けに持ち込んだ柏のリカルド・ロドリゲス監督の言葉だ。

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