セリエA第32節、アタランタvsボローニャが13日にゲヴィス・スタジアムで行われ、ホームのアタランタが2-0で勝利した。…
セリエA第32節、アタランタvsボローニャが13日にゲヴィス・スタジアムで行われ、ホームのアタランタが2-0で勝利した。
3連敗で3位のアタランタと、直近5勝1分けの6戦無敗で4位に浮上したボローニャが1ポイント差で臨んだ上位対決。
試合は2025年に入って1度も勝利がないホームで連敗ストップを期すアタランタが最高の入りを見せた。開始3分、右サイドのスペースで縦に運んだベッラノーバがGKとディフェンスラインの間に絶妙なグラウンダーのクロスを供給。これにDF2枚の間から飛び出したレテギが左足ワンタッチで合わせた。
アタランタの先制後はボローニャが攻勢を強めて押し返したが、決定機に持ち込むまでには至らず。すると、21分には相手陣内右サイドでDFルクミとのタフなバトルを制してサイドをえぐったレテギからの完璧なクロスを、ゴール前にフリーで走り込んだパシャリッチが抑えの利いたダイレクトボレーで合わせた。
ルクミの軽率なセルフジャッジも影響した2失点目で厳しくなったボローニャ。ここからリスクを冒して前に出ると、ダリンガが前線で奮闘しながらオルソリーニ、エンドイエらの2列目からの仕掛けで幾度かチャンスも創出。しかし、ゴール至近距離からのエンドイエの決定的なシュートがGKカルネセッキのビッグセーブに阻まれるなど、前半のうちに1点を返すことはできなかった。
前半終了間際にヒザを痛めたコラシナツに代えてトロイを投入したアタランタに対して、ボローニャはハーフタイムで3枚替えを敢行。失点関与のルクミに代えてカザーレを投入したほか、オルソリーニとファビアンに代えてドミンゲス、カンビアギを投入。開始直後にはそのドミンゲスがボックス左に持ち込んで強烈なシュートを枠に飛ばすが、これはGKカルネセッキの好守に遭う。
後半は割り切って守るアタランタに対してボローニャが押し込む時間帯が続いたが、要所を締めるホームチームの守備を前にアウェイチームの攻撃は尻すぼみとなった。
後半は決定機はおろかシュートまで持ち込めないアタランタは、80分を過ぎて殊勲のれいぇぎら主力をベンチに下げて完全に逃げ切り態勢に入った。
試合を通してシュート4本に終わったものの、そのうちの2本をゴールに結びつけてクリーンシートで上位対決を制したアタランタがリーグ連敗を止めるとともに2025年のホームリーグ戦初白星を挙げた。敗れたボローニャはリーグ7戦ぶりの敗戦で5位転落となった。
アタランタ 2-0 ボローニャ
【アタランタ】
マテオ・レテギ(前3)
マリオ・パシャリッチ(前21)