【明治安田J1リーグ 第10節 FC東京vs柏レイソル 2025年4月11日(金)19:03キックオフ】 撮影/渡辺航滋 (Sony α-1Ⅱ)■ドイツ帰りの日本代表が「強引プレー」 最近6試合、勝利のないFC東京と、最近4試合、負けのない…

【明治安田J1リーグ 第10節 FC東京vs柏レイソル 2025年4月11日(金)19:03キックオフ】 撮影/渡辺航滋 (Sony α-1Ⅱ)

■ドイツ帰りの日本代表が「強引プレー」

 最近6試合、勝利のないFC東京と、最近4試合、負けのない柏レイソルが国立競技場の大舞台で激突した。
 互いにボールポゼッションから攻撃を組み立てるチーム同士の戦いは、順位を反映してか、上位の柏がボールを握る展開。
 それでも東京は、柏の1トップ垣田裕暉を木村誠二が抑え、柏に得点のチャンスを与えない。
 すると、東京はドイツ帰りのパリ五輪代表・佐藤恵允や俵積田晃太らが強引にゴールを目指すシーンが目立つように。
 35分、左サイドから俵積田が持ち込んでシュートを狙うと、ディフェンスに当たったボールがゴール前に飛び出した仲川輝人の足元へ。劣勢を強いられていた東京が先制点を奪い、1-0でハーフタイムを迎えた。

■日本代表の現役レジェンドが「原因」? 

 後半は、1点ビハインドの柏の猛攻が続く。東京は守備に奔走しつつも、隙あらば、カウンターで追加点を狙う展開。
 東京の勝利が見えてきた78分、松橋力蔵監督は攻撃のキーマン佐藤に代えて、長友佑都をピッチに送り込んだ。
 サッカー日本代表の現役レジェンドに、試合の締めくくり、そして勝利を託した形だ。
 柏の猛攻に対し、東京はカウンター攻撃を織り交ぜることで押し戻し、1-0をキープ。アディショナルタイムに突入し、東京の勝利まで、あと5分の表示に。
 だが、90+4分、柏が右サイドからグラウンダーのボールを入れると、そのボールを長い手足を生かした木下康介が低い体勢からスライディングシュート。ゴールに押し込んだ。
 試合は1-1で終了。東京は2月26日の名古屋戦を最後に、リーグ戦で7試合未勝利に。
 一部からは、柏ゴール時のパス起点への対応が遅れた長友に対し、ベテランならではのチームを鼓舞する力を認めつつも、その走力の衰えを指摘する声も上がった。
 次節、17位のFC東京は、同じく浮上を狙う12位セレッソ大阪とアウェイの地で戦う。

■試合結果

FC東京 1-1 柏レイソル

■得点

35分 仲川輝人(東京)
90+4分 木下康介(柏)

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