大相撲の春巡業が12日、神奈川・藤沢市で行われた。「急性腰痛症」の診断書を提出して休場していた元大関の幕内・高安(田子ノ浦)が合流。ぶつかり稽古で錦木(伊勢ノ海)の胸を借りた。「思ったより良かった。(休場中は)部屋では当初あまり動けなかっ…
大相撲の春巡業が12日、神奈川・藤沢市で行われた。「急性腰痛症」の診断書を提出して休場していた元大関の幕内・高安(田子ノ浦)が合流。ぶつかり稽古で錦木(伊勢ノ海)の胸を借りた。「思ったより良かった。(休場中は)部屋では当初あまり動けなかったが、回復したら基礎運動して稽古できるようになった」と明かした。
春場所は千秋楽まで賜杯を争った。終盤まで単独首位だったが、大関・大の里(二所ノ関)に並ばれて優勝決定戦へ。10日目に勝っていた大の里に敗れた。優勝同点、次点は9度目となるV逸。それでも「優勝に近づけたと考えたい。ここ数場所できなかった。いい相撲を取れたし、2ケタ勝利という目標以上にできた」とうなずいた。
取組では幕内上位16力士によるトーナメント戦が行われた。優勝決定戦で敗れた大の里を送り出すなど沸かせ、準優勝だった。