◇国内男子◇東建ホームメイトカップ 3日目(12日)◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重)◇7069yd(パー71…
◇国内男子◇東建ホームメイトカップ 3日目(12日)◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重)◇7069yd(パー71)◇晴れ(観衆5238人)
大会5度目の最終日最終組を目指したが、グリーンで苦戦した一日だった。5位から出た石川遼は2バーディ、3ボギー「72」と伸ばせず、通算7アンダー20位。ことしは首位との10打差を追いかけて最終日を戦う。
7番までパーを重ねた前半も、3m以内のチャンスは何度もあった。2番、4番(パー5)と2m前後の下りのバーディパットがカップの手前で逸れ、6番(パー3)も3m前後に付けながら2パットのパーとした。「ラインが全体的に、薄め薄め。打った後の正解は1本外側だった」。手前で切れることを警戒して、強めに打つとカップをオーバー。「ロングパットもショートしたり、オーバーしたりの繰り返し。グリーン上が難しかった」と振り返った。
チャンスは逃したが、硬く締まったグリーンを狙う上でセーフティなマネジメントを徹底した。「春先のライはかなりシビアで、ラフも結構ウェットだったり逆目だったり」と警戒する中、ショットの距離感はいい。2番もピンの真横に着弾させてチャンスメーク、手前9ydにピンが切られた5番もラフからエッジに着弾させてパーを拾った。
オフの間に強化してきたウェッジショットも、昨年より前進した感触はある。「今までは(フェースが)すごく開いている状態から閉じていくっていう、ローテーションがすごく多いタイプだった」。今季のオフは左右のばらつきが少なくなるよう、よりフェースローテーションを抑えるスイングを意識。「良い部分を保てるようにオフに出来たので、キープして1年できるようにというのが課題」と話した。
最終日は未明から強い雨が予想され、スタートが危ぶまれる状況。「ギリギリまでできることを準備して。あしたはやりたいことも沢山あるけど、反省がある。まずはしっかり練習して備えたい」と話した。(三重県桑名市/谷口愛純)