「楽天ジャパンオープン」(10月2日~10月8日/日本・東京/ハードコート)の5日目は、男子シングルス準々決勝、ダブルス準決勝が行われた。シングルスでは杉田祐一(三菱電機)が出場。1時間51分の壮絶な戦いの末敗れた。ほかの3試合は、第1シー…

「楽天ジャパンオープン」(10月2日~10月8日/日本・東京/ハードコート)の5日目は、男子シングルス準々決勝、ダブルス準決勝が行われた。シングルスでは杉田祐一(三菱電機)が出場。1時間51分の壮絶な戦いの末敗れた。ほかの3試合は、第1シードのマリン・チリッチ(クロアチア)と第4シードで昨年準優勝のダビド・ゴファン(ベルギー)、第8シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)がそれぞれベスト4へ進出した。

杉田は、今年4回目となる因縁の相手アドリアン・マナリノ(フランス)と対戦。第1セットを奪われた後の第2セットは、デュースが何度も続き、ここぞの場面で1ポイントを争う戦いに。特に第4ゲームでは9回ものデュースとなる壮絶さ。どちらが勝ってもおかしくない試合だったが、杉田が2ブレークに対し、マナリノが3ブレークと上回り、結果ストレートで敗れた。

チリッチは、ライアン・ハリソン(アメリカ)と対戦。ツアー準々決勝とは思えないほど、終始チリッチの強力なショットが光り、世界ランキング5位の実力を見せ、わずか52分で勝利した。

ゴファンは、こちらも「楽天ジャパンオープン」準優勝経験のあるリシャール・ガスケ(フランス)と対戦。ゴファンが圧巻の試合運びでストレートで鮮やかに勝利し、2年連続のベスト4進出を決めた。

シュワルツマンは、スティーブ・ジョンソン(アメリカ)と対戦。第1セットを100%以上の出来で6-0でとると、第2セットも接戦になりながらも7-5で勝利した。

明日の準決勝では、シュワルツマン対ゴファン、チリッチ対マナリノの組合せで試合が行われる。◇   ◇   ◇

【大会5日目 主な試合結果】

◆シングルス準々決勝

◯アドリアン・マナリノ(フランス) 6-2 6-4 ●杉田祐一(三菱電機)

◯[1]マリン・チリッチ(クロアチア) 6-2 6-0 ●ライアン・ハリソン(アメリカ)

◯[4]ダビド・ゴファン(ベルギー) 7-5 6-2 ●リシャール・ガスケ(フランス)

◯[8]ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン) 6-0 7-5 ●スティーブ・ジョンソン(アメリカ)(テニスデイリー編集部)※写真は「楽天ジャパンオープン」準々決勝で敗れた杉田祐一