レスリングのJOCジュニアオリンピックカップ「ジュニアクイーンズカップ選手権大会」が12、13日に東京武道館で行われる。アンダー世代の世界選手権、アジア選手権の選考を兼ねた今大会。昨年の全中女王・駒田つかさ(沼津城北高1年)が、U17の部…

 レスリングのJOCジュニアオリンピックカップ「ジュニアクイーンズカップ選手権大会」が12、13日に東京武道館で行われる。アンダー世代の世界選手権、アジア選手権の選考を兼ねた今大会。昨年の全中女王・駒田つかさ(沼津城北高1年)が、U17の部の73キロ級に出場する。

 中学チャンピオンが高校デビューを果たす。8日に入学式を終えたばかりの新入生。昨年はU15の部、73キロ級で優勝を果たした駒田が、一階級上のカテゴリーで“連覇”に挑戦だ。「ひとつ上の代は強い人が多いので、まずは1勝が目標です」と、謙虚に語った。

 レスリングは5歳上の姉・真琴(神奈川大3年)の影響ではじめた。早生まれの姉は、沼津城北高3年だった22年に今回、駒田がエントリーするU17の部門の73キロ級で優勝。ローマで行われたU17世界選手権に出場し、5位入賞を果たした。日の丸を背負って海外の選手と戦う動画を見た妹は「かっこいい」と、感動。現在、大学でも活躍中の姉を目標にしている。

 入学して一週間も立たずに迎える高校初戦。試合前日には、いつものように対戦相手の動画をチェックしてマットに立つつもりだ。「得意技は両足タックルです」。駒田が必殺技で強敵たちをマットに沈める。(塩沢 武士)

 ◆駒田 つかさ(こまだ・つかさ)2009年12月21日、裾野市生まれ。15歳。富岡中から沼津城北高に進学。4歳の時に沼津レスリングで競技を始めた。家族は両親と姉、妹。160センチ。