好走を見せるハジャーの注目度が高まっている(C)Getty Images レーシングブルズのアイザック・ハジャーは、日本GPで初ポイントを獲得するなど、序盤からルーキーとして頭角を現している。もちろん、第4戦バーレーンGPでもその走りは人々…

好走を見せるハジャーの注目度が高まっている(C)Getty Images
レーシングブルズのアイザック・ハジャーは、日本GPで初ポイントを獲得するなど、序盤からルーキーとして頭角を現している。もちろん、第4戦バーレーンGPでもその走りは人々の関心を集めることは間違いない。
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すでに今季のドライバー全体でも、注目度の高い1人として認識されている。英メディア『PLANET F1』も現地時間4月10日、ハジャーの特集を組んでおり、これまでのレースを振り返るとともに、今後へ向けての本人のコメントも掲載している。
開幕戦、豪州GPでは予選11位という好位置につけるもフォーメーションラップでクラッシュし、そのままリタイアという悔しいグランプリデビューとなったハジャー。だが、その後の2戦では挽回を果したとして、同メディアは、「最近の数週間でそのタフさを見せつけている」と評価。「オーストラリアでは大きな失望を味わったが、その後は中国で11位に入り、さらに日本では8位フィニッシュで初ポイントを獲得。その週末には予選でルイス・ハミルトンを上回る速さも見せていた」などと称えている。
さらに、「昨年フォーミュラ2で2位となったこの若いルーキーは、新しい環境に非常に早く適応しているように見える」と印象を綴っており、続けて、「これは、ルイス・ハミルトンやカルロス・サインツのようなベテランドライバーでも苦労していることだ」などと指摘する。
また、2・3戦では現チームメイトのリアム・ローソン、そしてレッドブル昇格となった角田裕毅といった、グループ内の先輩ドライバーを上回る結果を残した。それらの内容により、周囲からの反応も変わってきたとハジャー本人が明かしている。
「いつだって自分自身にプレッシャーをかけている。今は他人からの期待も少し高くなっているかもしれないけど、自分がやることは変わらない」
さらに、アクシデントに泣いた開幕戦から現在までの心境として、「中国ではすぐにペースを取り戻せたし、あの事故のことも完全に忘れていた。それが自分にはできるって分かっている。今回ポイントを取れたことで、確かに少し自信にはなったよ」などと語ったという。
そして、すでに今後のレッドブル昇格についての可能性が囁かれていることについても、20歳は意欲的な言葉を並べている。「正直に言うと、マックス(・フェルスタッペン)の隣に座るのは本当に大変そうにみえる」と話している一方で、「でも、それを見て余計に行きたくなった。『何が起きているんだろう?』って、自分で確かめたくなるんだ」とも述べている。
過去2レースでは、速さとともに安定感ある走りで自身のポテンシャルの高さを示したハジャー。スター性も備えるルーキーは新シーズンを盛り上げるべく、眩い輝きを放ち続けている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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