大相撲の春巡業へ向かう力士ら一行を乗せたバスが11日、東京・両国国技館から出発した。幕内・安青錦(安治川)が12日以降の巡業への意気込みを語った。 安青錦はバス出発予定時刻の30分前に到着。初めての巡業となっているが「まだまだこれから」と…

 大相撲の春巡業へ向かう力士ら一行を乗せたバスが11日、東京・両国国技館から出発した。幕内・安青錦(安治川)が12日以降の巡業への意気込みを語った。

 安青錦はバス出発予定時刻の30分前に到着。初めての巡業となっているが「まだまだこれから」と気を引き締めた。22年4月にウクライナから来日した21歳は「いろいろなところに行って、その県のおいしいご飯を食べた。福井や石川で食べた刺身もおいしかった。自分は日本のほとんどの場所に行ったことがないので」と目を輝かせる。

 一方で9日の愛知・知多市での巡業から帰京後は、10日、11日と2日続けて東京・江東区の部屋の朝稽古で汗を流したという。新入幕の春場所は11勝4敗で敢闘賞の活躍。無休での調整を続けるが「親方から何も言われていないので、稽古場に降りないと。勝手に休むことはできない」と、夏場所(5月11日初日、東京・両国国技館)へ向けて調整を進める。