◇メジャー初戦◇マスターズ 初日(10日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7555yd(パー72)プレーオ…

ジャスティン・ローズは悲願のマスターズ制覇へ首位発進(Augusta National Golf Club)

◇メジャー初戦◇マスターズ 初日(10日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7555yd(パー72)

プレーオフの末にセルヒオ・ガルシア(スペイン)に勝利を譲った2017年。ジャスティン・ローズ(イングランド)は「本当に五分五分だった。終盤どちらに(優勝が)転んでもおかしくなく、ちょっとした幸運の女神の差が違いを生んだ」と振り返る。

2003年大会から今年で20回目の出場。13年「全米オープン」でメジャー初めて制し、16年「リオデジャネイロ五輪」で金メダルを獲得した経験豊富な44歳は、オーガスタで5回目の首位発進を遂げた。出だし1番から3連続バーディを奪うなど8バーディ、1ボギーで、大会自己ベストスコアに並ぶ7アンダー「65」をマーク。後続に3打差をつけるロケットスタートを切った。

2015年大会も2位で終えたほか、過去19回の出場で6回のトップ10。「このトーナメントで勝つのに十分なプレーはしてきた。ただ、それを証明する(グリーン)ジャケットを持っていないだけ」とトロフィに名を刻めるだけの準備をしてきた自負はある。「時には運に恵まれてチャンピオンになったこともあるけど、その機会を作るためにもプレーをし続けなければいけない」と自らを鼓舞してきた。

2020-21年シーズンは年間ポイントランキング126位、21-22年は106位と低迷した時期もあったが、「追い詰められるのが好きなのかも。過去には21戦連続で予選落ちしたこともある」と窮地から何度も這い上がってきた。とくに7600yd以上の距離があったケンタッキー州バルハラGCで行われた昨年「全米プロ」を6位で終えたことが、「私に多くの希望を与えてくれた」という。

「大きな舞台で自分のゲームを発揮すれば、世界のトッププレーヤーとしてまだ戦える。そう思えれば、また熱心に努力するモチベーションは生まれてくる。エリートレベルでプレーできると全く感じられなければ練習はつらいものになる。23年のローマで行われた『ライダーカップ』でも、努力にまだ価値がある、まだベストを尽くせば(トップ選手らと)渡り合える。そう思えた」

大会の最年長初優勝者は、1998年に41歳89日でグリーンジャケットを手にしたマーク・オメーラ。記録の更新もかかる悲願の瞬間へ、残り54ホールもトップの座を守り切ってみせる。(ジョージア州オーガスタ/石井操)