千葉ロッテマリーンズ(千葉市)の2軍施設が千葉県君津市に移転することについての基本協定が10日、同市と球団の間で締結さ…
千葉ロッテマリーンズ(千葉市)の2軍施設が千葉県君津市に移転することについての基本協定が10日、同市と球団の間で締結された。場所はJR君津駅から南に1キロの所(同市貞元)にある農地14.8ヘクタールで、2030年のイースタン・リーグ開幕でのオープンを目指す。
この日、明らかになった施設の概要は、市がナイター設備と数千人規模の観客席のあるスタジアムに加え、練習用2球場のうち1球場を設ける。さらに屋内練習場、クラブハウスも用意する。球団側は練習用の1球場、選手寮、ブルペン、バッティングケージなどを整備するとした。
球団は応分の使用料を支払い、市はそれを球場の整備費に充てる。また、開設後の収益や負担の分配は、今後、球団と市の協議で決める。市民の利用についても最大限配慮する。運用期間はオープン後30年間で、協議の上で変更可能となっている。
現在、さいたま市にある球場からの移転について、球団の高坂俊介社長は「球場が一つしかなく、イースタンの試合をやっていると球場での練習ができなかった。新たな球場を建設する余地もなかった」と説明。2軍の試合をやっていてもスタンドがないため300人程度の観客がグラウンドを囲むようにして見ているだけだったという。
昨年2月に移転先を公募したところ31自治体から応募があった。君津市は駅から歩いて10分ほどの場所で、高速道路のインターチェンジも近かった。高速バスも走っていて交通の利便性が高いことに加え、「市民のコミュニティー拠点もつくりたいなど、提案が具体的で現実的だった」などと選定の理由を説明した。
石井宏子市長は「施設を君津駅近くに置くことで、駅を中心とした街中のにぎわいを創出し、市を変える。球団とともに君津だけではなく房総南部地域全体を活性化したい」と述べた。
球団側は市民の理解と協力を得るため、小中学校訪問やイベント参加などを早ければ5、6月にも始めたいとしている。(堤恭太)