今週は阪神競馬場で桜花賞(芝1600m)が行われる。牝馬クラシック戦線の開幕を告げるレースに、各路線を勝ち抜いた有力馬が…

今週は阪神競馬場で桜花賞(芝1600m)が行われる。牝馬クラシック戦線の開幕を告げるレースに、各路線を勝ち抜いた有力馬が参戦をはたす。

ここでは、過去10年データからビップデイジーとショウナンザナドゥにフォーカスしたデータを取り上げる。

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■ビップデイジーに「4.2.1.3」の高好走率データ

阪神JF2着、チューリップ賞3着と重賞戦線で大崩れなく走っているビップデイジー。派手なパフォーマンスが目立つ無敗馬やGI馬との比較で地味な印象は拭えないものの、条件不問で馬券外がない安定株だ。そんな同馬に対し、データが導いた結論は?

・前走阪神芝1600m重賞で1番人気かつ3着内【4.2.1.3】

連対率に換算すると70%。グランアレグリアやソダシ、リバティアイランドといったスーパーホースのみならず7番人気2着馬も輩出した高好走率データだ。

アルマヴェローチェ、エリカエクスプレス、エンブロイダリーら前走勝ち馬の影に隠れた人気盲点が予想されるビップデイジー。しかし、前述3頭にはない阪神芝1600m経験を有している数少ない馬である点は、チューリップ賞をステップレースに選択したメリットのひとつと言えそうだ。“古き良きローテ”で臨む今回、印を回しておくべき1頭と捉えたい。

■ショウナンザナドゥに【0.0.0.11】の鬼門

一方で、阪神JF4着のショウナンザナドゥは鬼門データに抵触。前哨戦のフィリーズレビュー勝ち馬でもあり、当日はビップデイジーと大差ないオッズが予想されているが、今回ネックとなるのは前走のパフォーマンスだ。

・フィリーズレビュー勝ち馬【0.0.0.11】

該当馬11頭すべてが馬券外。阪神芝1400mで施行されるフィリーズレビューと本レースの相性は芳しくなく、もはや偶然では済まされないレベルとなってしまっているのだ。

ショウナンザナドゥについて補足すると、年明け以降はクイーンC→フィリーズレビューと使われて臨むローテーション。消耗度が少ない臨戦過程がトレンドの近代競馬にあって、関東遠征を挟みつつ連戦を強いられている点も気がかりだ。年明け2戦目以内のフレッシュな状態で参戦する有力馬との比較で分が悪いと言わざるを得ない。

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著者プロフィール

田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家 競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在はUMAJIN内「競馬サロン」にてコラム【競馬評論家・田原基成のいま身につけるべき予想の視点】 執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。