広島県三次市が拠点の女子硬式野球クラブチーム「三次ブラックパールズ」が今月、始動した。高校生から社会人まで選手9人がそ…

 広島県三次市が拠点の女子硬式野球クラブチーム「三次ブラックパールズ」が今月、始動した。高校生から社会人まで選手9人がそろい、拠点球場となる「電光石火きんさいスタジアム三次」で3月下旬、チーム設立の結団式と記者会見が開かれた。

 三次市は全日本女子野球連盟から2020年に女子野球タウンに認定され、「女子野球を文化に」を合言葉にまちづくりを推進。チーム設立にも取り組み、24年8月に選手募集を始めた。プロ野球の近鉄や楽天で活躍した川口憲史さん(48)を監督、前広島東洋カープ監督の佐々岡真司さん(57)をゼネラルマネジャー(GM)に迎えた。

 4月10日現在で選手は10人。まずは中四国女子硬式野球連盟にチーム登録した。10人は高校生から社会人までの15~27歳で、三次、庄原、三原、広島の各市に在住。週3回練習し、5月からルビーリーグの3部に出場する。

 結団式では、官民でつくる三次スポーツコミッション会長の福岡誠志・三次市長が「地域の皆さんに愛されるよう一緒に盛り上げていきたい」とあいさつ。決意表明に立った福田結香さん(17)は「女子野球はまだまだ発展途上ですが、私たちはその可能性を信じています。多くの方々に応援して頂けるよう努力していきます」と述べた。

 選手の最年長は、3児の母で介護職員の森下葵(あおい)さん(27)。7歳と6歳の息子も野球をしているという。「子供たちも私が野球する姿を見たいと言ってくれた。いい姿を見せられるよう頑張りたい」と話した。

 結団式後、選手たちは早速、室内練習場で佐々岡GMや川口監督からノックを受けた。

 三次ブラックパールズのチーム名は、三次特産のブドウ「ピオーネ」にちなんでつけられた。(編集委員・副島英樹)