プロゴルファーが言うには、新しいドライバーのフィッティングに最も適しているのは、スイングの調子が良い時である。となると…

3月の優勝時には2020年モデルを使用していたビクトル・ホブラン(Getty Images)

プロゴルファーが言うには、新しいドライバーのフィッティングに最も適しているのは、スイングの調子が良い時である。となると、PGAツアーの大会で優勝した後に勝るタイミングなどあるだろうか?

ビクトル・ホブラン(ノルウェー)は出場した直近のPGAツアー「バルスパー選手権」で、2021年に一般向けにリリースされたモデルである使い慣れたピン「G425 LST ドライバー」を使って優勝を遂げた。ホブランは前からピンの最新「G440」モデルのテスティングも行っていたのだが、望み通りのスイングができていなかったので、乗り換えのタイミングを得られていなかった。

「マスターズ」を前にした今、最近勝利を挙げたホブランは、ついに藤倉コンポジット「ベンタスブラック ベロコア+」 6TXシャフトの装着されたピンの「G440 LST ドライバー」から期待通りのパフォーマンスを得るに至った。

ホブランは火曜の記者会見で、「そうだね、オーランドへ戻った何日か前は、アイアンショットは絶好調と言っても良かったのだけど、ドライバーでは望み通りのショットを打つのに引き続き苦労していたんだ。それで、ピンの(用具担当)ケントンに、僕が過去にテストした新しいドライバーを送ってくれないか聞いてみたんだけれど、上手くスイングができていない時は、いつものミスがさらに際立ってしまっていた。右へ高く出てしまうショットが、さらに高く、右へ行ってしまっていたんだ。それで、テストする気分になれなかった。でも、今はスイングが良い感じになってきたので、試してみようと思ったんだ」と述べた。

一般的に、ホブランはそこまでギアをいじるタイプの選手ではない。「バルスパー選手権」での優勝ギアを見ても明らかで、いまだに、2020年モデルのテーラーメイド「SIM フェアウェイウッド」(3番)、18年モデルのピン「i210 アイアン」、17年モデルのピン「グライド2.0 ウェッジ」(60度)を使用している。2月の「ジェネシス招待」では、新しいピン「PLDオスロ」“オンセット”パターを実験的に使用したものの、その後、長年の実戦使用モデルであるピン「PLD ミルド DS 72」マレットに戻している。

そんなホブランだが、今週の「マスターズ」を前に変更したドライバーとシャフトのパフォーマンスにメリットを見出している。

「新しいシャフトは先端の方が少し硬めで、G440と組み合わせるとかなり寛容性が高くなるんだ。他のミスヒットと比べても、ヒールやトウ側での当たりでボール初速を維持できる。それに、スピン量の幅もだいぶタイトになった。トウで打っても1700 rpmまで落ちないし、ヒールで打っても3200 rpmまで上がらないんだ。この分散具合がタイトになったことに興奮しているし、新しいドライバーではボールスピードも上がっている。ここでどんなパフォーマンスを見せるか、心を躍らせているよ。そう、シャフトは確か新しいベロコア+だったかな。まあ、シャフトやなんかに関して、僕はそこまで詳しくないんだ」

ホブランは“ギアオタク”ではなく、PGAツアーにおいて毎週のようにクラブをいじったり実験したりすることはないが、自分にとってより機能するものを見つけると、進んで変化を取り入れる気性は待ち合わせているのである。

(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)