◇メジャー初戦◇マスターズ 事前(9日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7555yd(パー72)2025年…

初のマスターズ制覇に挑むブライソン・デシャンボー

◇メジャー初戦◇マスターズ 事前(9日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7555yd(パー72)

2025年シーズン最初のメジャー「マスターズ」は出場95人中12人がLIVゴルフを主戦場にする選手になった。特別招待のホアキン・ニーマン(チリ)と昨年大会トップ10のティレル・ハットン(イングランド)を除く10人は歴代優勝者、過去5年のメジャー覇者など資格でフィールド入りしており、2020年、24年「全米オープン」優勝者で初のマスターズ優勝を狙うブライソン・デシャンボーもその一人。この日はコースで再調整を行った。

統合交渉中のLIVゴルフとPGAツアーだが、具体的進展はなく、LIV勢を含めた世界トップランカーが出場する大会は実質メジャー4大会だけ。デシャンボーは8日の公式会見で「世界最高のプレーヤーが対戦する機会があれば素晴らしいこと。いつか解決されることを(LIV勢の)みんなが望んでいると思うけど、みんなが考えている以上に複雑なんだと思う」と現状について言及した。

今季は1月のアジアンツアー「インターナショナルシリーズ インド」2位でシーズンインし、その後はLIVゴルフで5試合に出場。前週「マイアミ」で5位。「風が吹く中で良かったので、今週も少し風が吹いてくれたらと思う。先週から学んだ事を今週に生かせれば」と話した。

アマチュア時代も含め9回目の出場で最高位は昨年の6位。勝者の証明のグリーンジャケットを羽織ることは「生涯の夢」と表現。「メジャーを獲るという試練は、最も難しいこと。だからこそ優勝すると尊敬されるのだと思う。僕にとって、コースに出れば可能な限り最高の自分になることに集中している。実際にコースと向き合っているのであって、それは競争相手ではない」。2個目のメジャータイトルへ、予選ラウンドは松山英樹と同組で回る。

23年大会覇者のジョン・ラームもLIV勢のひとり

4大メジャーは出場資格の一つに世界ランキングを据えており、マスターズは「50位以内」が指標。しかし、LIVゴルフは世界ランキング加算対象外のため、LIV勢のランキングは現実的に下がる一方で、今大会出場の最高はハットンの18位、デシャンボーが19位。元世界1位のジョン・ラーム(スペイン)は80位、ブルックス・ケプカは249位まで後退した。マスターズを主催するオーガスタナショナルGCのチェアマンであるフレッド・リドリー氏は公式会見で「確かにいくつかの懸念を生じさせていると思う。偉大なプレーヤーたちが集まる機会が年4回なのは十分と思っていない」と前置きした上で「USGA、R&Aの決定を尊重する。私たちはLIVであろうと、招待の資格に値する選手であれば対応していくつもりだ」と話した。(ジョージア州オーガスタ/石井操)