「W杯優勝」を目標に掲げる日本代表はアジアで敵なしだ(C)Getty Images 4月3日、国際サッカー連盟(FIFA…

「W杯優勝」を目標に掲げる日本代表はアジアで敵なしだ(C)Getty Images
4月3日、国際サッカー連盟(FIFA)が、最新のFIFAランキングを発表した。日本代表は前回までと同じ15位にランクされ、引き続きアジアトップに位置付けられている。
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先月には北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選2試合を戦い、バーレーン戦を2-0で勝利し“世界最速”で本大会出場を決定。その結果は世界各国でも大きく報じられており、また、森保一監督と選手たちが事ある毎に「W杯優勝」を目指すと公言するなど、それぞれの自信に満ちた言動も話題となっている。
壮大な目標の達成を見据え強さを発揮し続ける森保ジャパンの躍進には、アジア内からも高い関心が寄せられており、中国のポータルサイト『捜狐』が4月7日、特集記事の中で現在の日本サッカー界についての印象を綴っている。
同メディアは、中国代表が日本と同組となった今回の最終予選で現在3連敗中、順位もグループ最下位に沈んでいる状況や、U-20、U-17の世代別代表も国際試合での成績が振るわないことで、「中国サッカーの再興にはまだ長い道のりがあることが明らかとなった」と指摘。その上で、アジアトップに位置する日本との比較しながら、「今から20年前、中国代表とアジアの盟主である日本代表との間にはそこまで大きな差はなかった」として、近年における急成長ぶりを評している。
さらに、「日本の目標は、アジアを飛び越えて欧州の強豪国と肩を並べることであり、ついにはW杯優勝すら視野に入れている」と森保ジャパンが描くビジョンにも言及。簡単には成し遂げられないと説く一方で、「戦術と起用が適切で、選手たちが良いコンディションで臨めば、他の強豪国を破ってW杯を制覇することも不可能ではない」と訴える。
加えて同メディアは、「日本代表が恐ろしいのは、単に今の実力が強いというだけでなくすでにアジアを圧倒しているにもかかわらず、その地位に満足せずさらなるレベルアップを追い求めている点にある」と論じており、さらなる高みを目指すという日本サッカー界のスタンスを称賛。続けて、「『アジアでトップになれば良い』という考えではなく、常に世界レベルの強豪と比較し、自分たちの現状に決して満足しない。それこそが日本代表の強さなのだ」などと見解を示している。
トピックの内容から、日本サッカーの飛躍が、アジア内で鎬を削る他国にとっても大きな刺激となっていることは間違いない。この先も森保ジャパンが国際舞台でどれだけ存在感を増していくのか、期待は膨らむばかりだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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