9日、YBCルヴァンカップ2回戦の6試合が各地で行われた。 【甲府vs町田】J1首位の町田がPKの1点を守り切る J1で…

9日、YBCルヴァンカップ2回戦の6試合が各地で行われた。

【甲府vs町田】J1首位の町田がPKの1点を守り切る

J1で首位を走るFC町田ゼルビアはJ2のヴァンフォーレ甲府と対戦した。

試合は地力勝る町田が主導権を握って進んでいく中、なかなかゴールを奪えず。29分にはアクシデントで菊池流帆が昌子源と交代するなどした中、前半アディショナルタイムに仙頭啓矢がPKを決めて先制する。

良いタイミングで先制した町田。後半は甲府が盛り返し、町田ゴールに迫っていくがゴールが遠い。町田はしっかりと時間を使っていきそのままタイムアップ。PKの1点を守った町田が3回戦に駒を進めた。

【山口vs鹿島】PKまでもつれた激闘は山口が下剋上

J1で3位の鹿島アントラーズがアウェイでJ2で降格圏に苦しむレノファ山口FCと対戦。ターンオーバーをしたチームだったが、荒木遼太郎や田川が積極的にゴールに迫っていく。

18歳のDF佐藤海宏が積極的なプレーを見せるなど、若手が躍動する中ゴールが遠い鹿島。押し込みながらもゴールを奪えないでいると、後半に山口が先にスコアを動かす。

64分、ボックス左で山口がFKを獲得。池上丈二がクロスではなくマイナスのボールを入れると、小澤亮太がトラップからそのまま左足一閃。サイドネットを揺らし、プロ初ゴールで山口が先制する。

先手を奪われてしまった鹿島はレオ・セアラや柴崎岳、植田直通、安西幸輝と主力を続々と投入して流れを掴みにいくが山口が粘りの戦いの前にゴールを奪えず。それでも81分、自陣からのロングボールをレオ・セアラが競り勝つと、ボックス内右から師岡柊生がボレーで蹴り込み追いついた。

延長戦にもつれ込んだ試合は互いにゴールを奪えずPK戦へ。1人目は共に成功すると、鹿島2人目の柴崎のシュートをGK田口潤人がセーブ。山口は5人全員が成功しPK5-3で山口が下剋上を達成した。

【磐田vs清水】“静岡ダービー”はJ2の磐田に軍配

J2を戦うジュビロ磐田とJ1を戦う清水エスパルスの“静岡ダービー”。今季はリーグ戦では起こり得ないダービーが実現した中、試合はいきなり動く。

開始24秒、右サイドの中原輝のスルーパスに抜け出した小竹知恩の正確なクロスをゴール前のアフメド・アフメドフが頭で合わせ清水が先制する。

あっという間にリードを奪った清水だが、その後はゴールを奪えず。耐える磐田は53分に川﨑一輝が頭で合わせて同点に追いつくと、80分にはデザインされたセットプレーからリカルド・グラッサがボレーで決めて逆転。そのまま逃げ切り2-1で勝利を収めた。

【今治vs徳島】J2の四国対決は今治に軍配

共にJ2を戦う四国勢の対決。今治市長沢での林野火災の影響で延期となっていた1回戦の最後の試合が行われた。

前半からペースを握ったのは徳島ヴォルティス。しかし、何度もゴールに迫るがゴールを奪えない展開となる。一方のFC今治は耐える展開となる中、前半はゴールレスで終えると、後半早々にゴール。54分、日野友貴がボックス中央から決めて先制する。

押し込まれながらも先にスコアを動かした今治。すると64分には右サイドからの笹修大のクロスを藤岡浩介が決めてリードを広げる。

2点ビハインドとなった徳島は72分に坪井清志郎が1点を返すも、その後はゴールを奪えず。2-1で今治が2回戦に駒を進めた。

◆YBCルヴァンカップ2回戦

4/9(水)

モンテディオ山形(J2) 0-1 京都サンガF.C.(J1)

【京都】

永田倖大(前45+1)

ヴァンフォーレ甲府(J2) 0-1 FC町田ゼルビア(J1)

【町田】

仙頭啓矢(前45+2)

松本山雅FC(J3) 0-2 アルビレックス新潟

【新潟】

笠井佳祐(前19)

奥村仁(後18)

ジュビロ磐田(J2) 2-1 清水エスパルス(J1)

【磐田】

川﨑一輝(後8)

リカルド・グラッサ(後35)

【清水】

アフメド・アフメドフ(前1)

レノファ山口FC(J2) 1-1(PK:5-3) 鹿島アントラーズ(J1)

【山口】

小澤亮太(後19)

【鹿島】

師岡柊生(後36)

V・ファーレン長崎(J2) 1-2 湘南ベルマーレ(J1)

【長崎】

七牟禮蒼杜(後19)

【湘南】

ルイス・フェリッピ(前34)

鈴木章斗(延前13)

◆YBCルヴァンカップ1回戦

4/9(水)

FC今治 2-1 徳島ヴォルティス

【今治】

日野友貴(後9)

藤岡浩介(後19)

【徳島】

坪井清志郎(後27)