◇メジャー初戦◇マスターズ 事前(8日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7555yd(パー72)昨年大会覇…

史上6人目の生涯グランドスラムに挑戦

◇メジャー初戦◇マスターズ 事前(8日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7555yd(パー72)

昨年大会覇者で世界ランキング1位のスコッティ・シェフラーの対抗馬として、最も注目されるランク2位のロリー・マキロイ(北アイルランド)。メジャーを始めて制したのは2011年6月の「全米オープン」だが、同年4月の「マスターズ」でもその可能性に近づいていた。

2007年にプロ転向して4年後の21歳で臨んだ2011年、大会初日に「65」をマークして首位発進した。2日目以降も「69」「70」とアンダーパーで回ってトップの座を守り続けたが、4打のリードを持って出た最終日に“逆噴射”した。出だし1番をボギーとすると、10番でトリプルボギーを喫した。11番ボギー、12番ダブルボギーとさらにスコアを落としてまさかの「80」。気がつけば、優勝スコアと10打差の15位に終わった。

振り返るには苦すぎる経験だが、「良い時も悪い時も、浮き沈みがないようになることを学んできた」とキャリアを積み上げてきた。ブライソン・デシャンボーに勝利を譲った昨年の「全米オープン」後は2位で終えた失意から約1カ月間の休養を挟んだが、しっかりと傷を癒す時間を取ったことで同年のDPワールドツアー(欧州ツアー)最終戦を制覇した。今年は2月「AT&Tペブルビーチプロアマ」、3月「ザ・プレーヤーズ選手権」で優勝し、「良いシーズンのスタートは切れた」とキャリアグランドスラム達成に向けて弾みをつけている。

マスターズは17回目の出場

マキロイはこれまで前週の試合を休んだり、連戦したり、時には前2週間を欠場したりして「マスターズ」へのコミットの仕方を探ってきた。何が何でも埋めたい“最後の1ピース”を前に、周囲からの期待やプレッシャーを全て「ノイズ(雑音)」とシャットアウトする。

「雑音が生まれることも理解しているし、毎年このトーナメントで多く期待があることも分かっている。でも、僕はただ頭を下げて自分の仕事に集中しなければならない。年間を通してプレーするほかの試合と同じように扱う必要がある」と言い切った。2014年「全米プロ」以来11年ぶりのメジャー制覇へ挑戦の一週間が始まる。(ジョージア州オーガスタ/石井操)