グランドスラム オブ カーリングの今季最終戦「プレイヤーズチャンピオンシップ」が8日(日本時間9日)、カナダのトロント…

 グランドスラム オブ カーリングの今季最終戦「プレイヤーズチャンピオンシップ」が8日(日本時間9日)、カナダのトロントで開幕。日本女子のロコ・ソラーレ(Fujisawa)は、第1試合で韓国のチーム・ハ(Ha)に5―7で敗れ、黒星発進となった。

【映像】悔しい黒星発進…第1試合ハイライト

 初戦の相手は韓国のチーム・ハ。序盤からアイスリーディングに苦しみ、第1エンドのブランクエンドに続く第2エンドに3失点を喫する厳しい立ち上がりとなった。

 第3エンドも後攻で1点を取らされるが、第4エンドは相手にミスにつけ込む形でセカンドの鈴木夕湖、サードの吉田知那美がカムアラウンドで繋ぎ先攻ながらNo.1、No.2ストーンを作る。スキップの藤澤五月も効果的なガードストーンを置き、2点スチールに成功。3-3の同点で前半を終えた。

 後半に入ってもアイスとショットのマッチングが思うように進行せず、試合後のインタビューで「アイスの状況(を把握できなかった部分)で反省」と藤澤がコメントしたとおり、第5エンドに2点を失うと第6エンドにもスチールで2点を献上。フロントエンドからセットアップのところで優位な形を作れず、特にチーム・ハのサードのキム・へリンが攻守の要所で好ショットを放ち、うまくチャンスを作れなかった。

 7エンドに1点、8エンドにはスチールで1点を返すが、結果的には5―7。食い下がったが1度もリードを奪うことなく黒星スタートとなった。

 藤澤は、「2エンド目に3点取られてしまったことと、後半で2点スチールされてしまったところがキーポイントになってしまった。アイスの状況をしっかり反省してあすの試合に活かしていきたい」とコメント。

 ABEMAで解説を務めた元ロコ・ソラーレメンバーの石崎琴美氏は、「一試合やったことでいっぱい情報を得た。次に活かせることがたくさんあったと思う」と指摘した上で「明日の序盤の入りに活かしていける」とエールを送っていた。

 次戦は北海道銀行(Tabata)との日本勢対決を迎える。リードの吉田夕梨花は、「明日はきっとまた違う明日のアイスが待っていると思う。しっかりとキーショットで決め切れるように」。第2試合は、日本時間9日21時試合開始を予定している。

(ABEMA『SPORTSチャンネル』)