レアル・マドリードのアンチェロッティ監督(65)がアーセナル戦を間近に控え、「ウーデゴールの決断は良いものだった」とかつてチームに所属した相手の司令塔について言及した。Rマドリードは8日にアウェーで行われる欧州チャンピオンズリーグ(CL)準…

レアル・マドリードのアンチェロッティ監督(65)がアーセナル戦を間近に控え、「ウーデゴールの決断は良いものだった」とかつてチームに所属した相手の司令塔について言及した。

Rマドリードは8日にアウェーで行われる欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第1戦でアーセナルと対戦する。この大一番の前日、アンチェロッティ監督が行った記者会見をスペイン紙アスが伝えた。

アンチェロッティ監督はまず、アーセナル戦で最も大切な要素について、「何よりも勇気、そして気概が重要だ。ベストを尽くし、モチベーションを高めなければいけない。準備したものをうまくやり遂げる必要がある」と語った。

チームに多くの批判があることについては「私は試合に向けていい準備をすることしか考えていない。そしてそれはできていると思う。我々は前線からのプレス、低い位置のブロック、トランジション(=攻守の切り替え)などをうまくこなす完成度の高いチームと対戦する。そのため我々が唯一考えていることは、試合をうまくコントロールすることだ」と返答した。

スペインリーグ、欧州CL、国王杯の3タイトルを獲得できるかという質問に対しては、「そう思っている。もしそうでなければ私はここにいないし、バケーションの計画を立てているだろう。それを目指さなければいけない。うまくいけば達成できるし、うまくいかなければ来季について考える」と見解を述べた。

また、アンチェロッティ監督はアーセナルで絶対的な地位を築いているノルウェー代表MFウーデゴールがRマドリードで成功できなかった理由について、「彼がやって来た時、とても若く、トップチームに居場所がなかった。ロナウドやベンゼマのような選手がいて、自身のクオリティーを発揮する場所がなかったんだ。そのため出場時間を求めて退団したが、ヨーロッパで最高のチームのひとつに移籍したので、彼の決断は良いものだったと思う」と説明した。(高橋智行通信員)