8日・中日戦(岐阜)で来日初登板初勝利を目指す広島の新外国人、ジョハン・ドミンゲス投手(29)が7日、マツダスタジアムで行われた投手指名練習に参加し、必勝を誓った。初登板が地方球場という難しい条件も「球場がどこであれ自分には関係ない」と頼…

 8日・中日戦(岐阜)で来日初登板初勝利を目指す広島の新外国人、ジョハン・ドミンゲス投手(29)が7日、マツダスタジアムで行われた投手指名練習に参加し、必勝を誓った。初登板が地方球場という難しい条件も「球場がどこであれ自分には関係ない」と頼もしく言い切った。

 春らしい穏やかな陽気の中、ドミンゲスはリラックスした表情で汗を流した。ようやく訪れるデビュー戦。「体の状態は問題ない。この機会を待っていた。このために準備してきたので、明日が楽しみです」と胸の高鳴りを抑えられなかった。

 3日・ヤクルト戦(神宮)で初登板を迎える予定だったが、1日の同戦が天候不良で中止に。ローテが再編され、8日・中日戦での初陣が決まった。実戦登板は3月27日のウエスタン・ソフトバンク戦(由宇)で先発し、3回1/3を3安打3失点だったのが最後。間隔は空いたが右腕は「いかに試合の意識の中でやっていけるかを意識しながら練習に取り組んでいました」と準備はバッチリだ。

 8日は岐阜・長良川球場での開催。マウンドの高さや硬さなどへの対応力が求められる中、「球場がどこであれ自分には関係ない。そのマウンドに対して、いかに調整していくかという部分だけの問題。マウンドは関係ない」と頼もしく言い切った。

 来日初登板初先発初勝利となれば22年のアンダーソン以来、球団史上5人目で、この日は、本拠地でキャッチボールなどで最終調整した。「他の選手も一生懸命試合に取り組んでいるので、自分もそこに加わって勝っていけるようにベストを尽くしていきたい」とドミンゲス。新戦力が最高の形でスタートを切る。

 ◇ジョハン・ドミンゲス(Johan Domingues)1996年1月18日生まれ、29歳。ドミニカ共和国出身。193センチ、86キロ。右投げ右打ち。投手。16年5月にブルワーズとマイナー契約。18年8月にホワイトソックスへ移籍。24年はホワイトソックス傘下でプレーして3Aでは27試合で7勝5敗、防御率4.43。メジャー出場なし。マイナー通算137試合で27勝32敗、防御率3.78。