大谷は1020億円契約も…「価値」ではゲレーロJr.の728億円の方が上 ブルージェイズがブラディミール・ゲレーロJr.内野手と14年5億ドル(約728億円)で契約延長に合意したと、6日(日本時間7日)に米メディア「ジ・アスレ…
大谷は1020億円契約も…「価値」ではゲレーロJr.の728億円の方が上
ブルージェイズがブラディミール・ゲレーロJr.内野手と14年5億ドル(約728億円)で契約延長に合意したと、6日(日本時間7日)に米メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者が報じた。金額だけを見れば大谷翔平投手がドジャースと結んだ10年7億ドル(約1019億円)に次ぐ歴代3位となるが、後払いがない契約のため、「現在価値」は大谷を上回ることになった。
同記者によると、ゲレーロJr.の契約には後払いが設定されていない。一方の大谷は年俸の97%にあたる6億8000万ドルを10年後から受け取る「後払い」の方式をとっている。
大谷は結局7億ドル(約1019億円)を受け取ることにはなるものの、後払いにすれば、お金の時間的価値の観点からみて損となる。ローゼンタール記者はゲレーロJr.の契約を伝える記事の中で「オオタニはドジャースと10年7億ドルの契約を結んだが、大半が後払いされており現在の価値は4億6080万ドル(約671億円)にまで下がっている」と指摘した。
大谷はそのことを理解したうえで後払い方式を提案し、契約を結んだとされている。後払いにすればチームの贅沢税対策に貢献し、更なる補強を可能にするというメリットがある。
ゲレーロJr.は、通算449本塁打を放ち殿堂入りしたブラディミール・ゲレーロ氏を父を持つ。2021年には大谷(当時エンゼルス)を上回る48本塁打で初タイトルを手にした。昨季は打率.323、30本塁打、103打点、OPS.940をマーク。40歳まで続く巨額契約に応えるキャリアを歩むことができるだろうか。(Full-Count編集部)