大谷だけじゃない…増えるドジャースのスポンサー ドジャースはフィラデルフィアで今季米国初のビジターカードを終えた。ホームグラウンドではないため、デーブ・ロバーツ監督は試合後に監督室で取材に応じるが、その背後には今季から日本企業のロゴが登場し…
大谷だけじゃない…増えるドジャースのスポンサー
ドジャースはフィラデルフィアで今季米国初のビジターカードを終えた。ホームグラウンドではないため、デーブ・ロバーツ監督は試合後に監督室で取材に応じるが、その背後には今季から日本企業のロゴが登場した。大谷翔平投手の加入以来、日本企業は続々とドジャースと契約。1020億円契約の“効果”が感じられた。
ロバーツ監督の背後に置かれたスポンサーボードには、今季から木下グループのロゴが表示されている。2024年から球団と契約しており、オフにはロバーツ監督がCMに出演するため来日した。このボードは選手ではなく、ロバーツ監督の取材の時のみ掲示される。
取材を受ける選手の背後には、写真や映像を撮影した際に映りこむように球団名やスポンサーのロゴが書かれたボードやスクリーンが設置される。ドジャースはビジターゲームでも、スポンサーボードを運んで設置。ましてや監督室にスポンサーボードが設置されるのは、他球団を見渡してもかなり珍しいことだ。
同じ場所で取材が行われるとしても、個人でスポンサー契約も多く結ぶ大谷は特別だ。キャンプ時には佐々木、大谷の順番で取材が行われる場面があった。佐々木やほかの選手の取材時には球団、グッデンハイム、TOYOTIRESの3つが描かれたスポンサーボードが立てられていたが、大谷の取材前には新たにANA、DAISOのロゴが加わったものにわざわざ変更された。
大谷は2023年12月にドジャースと10年7億ドルで契約。大谷と契約する企業だけでなく、チームにも多くのスポンサー契約をもたらした。米調査会社「スポンサーユナイテッド」によると、2024年にドジャースは日本企業12社と契約し、スポンサー収入を7000万ドル(約110億円)増加させたという。
ドジャースタジアムでは、今季から左中間フェンスに「東京エレクトロン」「ANA」のロゴが増え、試合中にはビジョンに大分むぎ焼酎「二階堂」の広告が流れる。大谷が移籍して約1年、ドジャースは日本という市場を獲得し、すでに絶大な収益がチームにもたらされている。(Full-Count編集部)