◆プロボクシング ▽日本ライトフライ級(48・9キロ以下)タイトルマッチ10回戦 王者・川満俊輝―高見亨介▽日本フライ級(50・8キロ以下)王座決定戦10回戦 永田丈晶―山内涼太▽日本スーパーウエルター級(69・8キロ以下)タイトルマッチ1…
◆プロボクシング ▽日本ライトフライ級(48・9キロ以下)タイトルマッチ10回戦 王者・川満俊輝―高見亨介▽日本フライ級(50・8キロ以下)王座決定戦10回戦 永田丈晶―山内涼太▽日本スーパーウエルター級(69・8キロ以下)タイトルマッチ10回戦 王者・出田裕一―豊嶋亮太(8日、東京・後楽園ホール)
トリプル日本タイトルマッチの前日計量が7日、東京・文京区の日本ボクシングコミッションで行われ、日本スーパーウエルター級王者・出田裕一(三迫)は100グラムアンダーの69・7キロで一発クリア。元ウエルター級の地域3冠で挑戦者の日本スーパーウエルター級1位・豊嶋亮太(帝拳)は69・6キロでパスした。
戦績は40歳の出田が19勝(10KO)16敗1分け、29歳の豊嶋が20勝(11KO)3敗1分け。
計量後、取材に応じた出田は「コンディションはバッチリ。いつも気持ちは高くもってきていますが、今までで一番(体を)作れました」と4度目の防衛に力を込めた。
豊嶋とは7年前、都内のフィットネスジムでトレーナーとして働いていたことがあったという。「今日会って、(豊嶋の印象は)当時と変わらなかった。試合を楽しみたい」と意欲十分。戦い方を聞かれると「中に入って戦うだけ」と打ち合い上等だ。「防衛戦という気持ちで戦わない。すごく勝ちたい」と闘志を見せた。
一方、ウエルター級時代に日本、東洋太平洋、WBOアジアパシフィックの3タイトルを手にした豊嶋は、2階級制覇に挑む。計量で王者と対面し「毎試合、すごく緊張はするけど、最近は自分のコントロールの仕方が分かってきた。(出田は)試合で気迫を見せて勝ちに行くという印象。でも、ふだんは優しい。オンオフがしっかりしているということ。明日はすごい気持ちで来ると思う」と警戒心を強めた。
昨年11月、最強挑戦者決定戦で判定勝ちした左右田泰臣(EBISU K’s BOX)とはキックボクシング時代に一緒の興行に出たことがあるが、今回は同じ勤務先で働いていた出田との対戦。「不思議な縁ですよね」と当時に思いを寄せた豊嶋だが、それでも「色々と知っているからこそ、全力を出すのが礼儀。全力で向かっていって王座を奪取したいと思う」と日本2階級制覇へも思いを強くした。